二人で読む低学年の「文学の時間」は教師の読み聞かせを聞くことが主な活動ですが、読み聞かせの後の自由読書も子どもたちは楽しみにしています。自由読書になると、子どもたちは本棚に向かい、自分の好きな本を手にとって読み始めます。一人で読む子もいれば、写真のように友達と仲良く読む子もいます。「これ、見たことあるよ」「かわいいね」などと、二人でひそひそ声で話しています。自分の経験を伝えあって、体験と本の内容を関連付けたり、自分の感想を伝えて友達に共感を求めたりしているのです。ただのおしゃべりではなく、本を仲立ちにした知的な交流とも言えます。(学年が上がり、一人ずつの読みの速さが変わっていくにつれて、一緒に読む子は減っていきます。)

いろいろな楽しみ方で、本好きな子に育っていってほしいなあと思います。

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