2日目の那須高原は、朝霧がかかっていました。ホテルの前で朝礼をして、部屋に帰ろうとすると、入り口のわきで子どもたちがカブトムシが入っている小屋を見つけました。昆虫好きな子どもたちの目はカブトムシに釘付けになり、部屋に戻るのに時間がかかりました。子どもを喜ばせることに力を入れているホテルのようです。

朝食はおかずの数がたくさんあり、子どもたちも満足したようです。教室と同じように静かに食べられて、先生にも褒められました。環境が違うと気分も高揚するものですが、きちんとがまんができる「自律」の力が育っているのがわかります。荷物をまとめて退館式を行い、ホテルの方にお礼を言ってバスに乗り込みました。

2日目のイベントは那須どうぶつ王国の見学です。シベリアトラやアムールトラやカモシカの迫力に驚いたり、カワウソやカワウソやミーアキャットの可愛さに目を細めたりして、いくつものエリアを回りました。「先生、あのエリアに行こう、行こう!」と教師を先導するほど、子どもたちは珍しい生き物たちに好奇心を高めていました。さすが、とんぼっこです。

帰りの交通状況は比較的順調で、バスが雪谷に近づくと「もうすぐ!」「早くつかないかなあ!」と、子どもたちはおうちの方に会えるのを待ち焦がれていました。お迎えの家族の方に会うと、嬉しそうに手を振っていましたが、帰るときには疲れが出たのか静かな表情で帰っていきました。

たった2日間でしたが、初めての宿泊行事で子どもたちは「自分のことを自分でする」ことの大切さと、その力が自分に備わってきたことに気が付いたようです。この気付きは、やがて人間的な自立へとつながっていきます。そのことを大切に考え、ご家庭と学校でこれからの子育てに当たっていきたいと思います。

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