少し前のことです。朝、A君が浮かない表情をしていました。理由を聞くと、「朝顔のつるの先が切れて、その先がかれてる」というのです。そこで、朝の会で友達にどうしたらいいかと、問いかけてみました。「またつるが生えてくるから、先を切っちゃっても大丈夫だよ。」と教えてくれた子がいました。それを聞いてもA君の気持ちは晴れないようでした。そのとき、BさんがA君の気持ちを察して「でも、A君は朝顔がかわいそうだから切りたくないんだと思う。」と説明してくれました。A君は自分の気持ちを分かってくれた友達がいたことで少しだけ顔を上げてくれました。「どうしたらいいかな」とほかの子たちに聞くと、「栄養をあげたらいいんじゃない?」「水を忘れずにあげたらどう?」とアイデアを出してくれ、みんなで肥料をやりました。アサガオの成長と共に、友達との心のつながりが強くなっている気がします。

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