1年生の今週の手作り遊びの時間は、「おきあがりこぼし」を作りました。工作用紙を丸く曲げ、ビー玉をおもりにしてセロテープでつけました。

途中で「先生、ビー玉がうまくつかない」と訴えてくる子がいました。セロテープでつけようとしても、ビー玉が転がってつけることができないのでした。「協力して、友達と一緒に作ったら?」とヒントを出すと、「ねえ、手伝って。」と近くの友達に声をかけていました。しかし、どのように手伝ってもらえばいいかわからず、試行錯誤しています。しばらくして見ると、写真のように友達に押さえてもらい、ビー玉をつけて完成させていました。

「協力する」と言うのは簡単ですが、どのようなこと(内容)をどのように(方法)頼めばいいのか、具体的に言ったり考えたりするのは難しいことです。作業をする中で、子どもは人とのかかわり方のなどさまざまなことを学びとっています。そう考えると、子どもたちは手作りの時間では「おもちゃ」だけでなく、人との付き合い方の「基礎」も作っているのかもしれません。

 

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