成立学園理科部が申請した実験内容が、科学技術振興機構主催の『中高生の科学部活動振興プログラム』に採択されました!!

申請実験内容は『未利用資源を用いたサプリメント開発』です。

 

成立学園理科部では昨年度までサントリーの黒ウーロン茶が本当に体脂肪増加を抑制効果を示すのかを調べてきました。

マウスを以下の3つのグループに分け、それぞれの体重増加と体脂肪率の経時変化を観察してきました。

 

① 通常食       + 水道水

② 通常食 + 天かす + 水道水

③ 通常食 + 天かす + 黒ウーロン茶

 

その結果、①のグループに対して②のグループは顕著に体重と体脂肪率が増加し、③グループでは②に比らべて顕著に体重と体脂肪率が減少していました。

①と③の間に有意差は見られませんでした。

①~③のグループにおいて、摂食量や飲水量に差はなかったことから、マウスレベルでも黒ウーロン茶は確かに体重増加を抑制する効果があると検証されました。

 

それを踏まえたうえで、『中高生の科学部活動振興プログラム』からの支援やアドバイスを頂きながら本年度から3年間をかけて、本来ならば捨てられて いる食品(未利用資源と呼ばれ、例えば大根の葉っぱや玉ねぎの皮などを指す)に黒ウーロン茶と同じくらい体重増加抑制効果を示す物質があるかを探索するこ とになりました。

特に理科部では関東地域に根付いている在来野菜(他の地域ではあまり育てられておらず、昔からその土地でのみ栽培されてきた特有の遺伝子を持った野 菜)に注目し、それらの未利用資源から機能性物質を見つけ出すことによって、サプリメントの開発と地域活性化に少しでも寄与できればと考えています。

 

成立学園の理科部が、他の機関・機構から活動に対して御支援頂くのは初めてなので部員も緊張もしているようですが、少しでも面白い結果が出せるようにコツコツと頑張っていきたいと思います!!

是非理科部の実験結果に期待してて下さい♪

ページ
TOP