成立学園では、ナショジオの取り組みを始め、読書や論語講座などさまざまな体験などを通じて、「教養」を広げます。

そのことで、生徒たちの器を大きくする、別の言い方をすれば知的好奇心を目覚めさせることができ、そのことが、「見えない学力」をつけ、そしてテストなどにあらわれる「見える学力」が培われると考えています。

11月26日(土)、中学校ナショジオ発表会が実施されました。

ナショジオの魅力の一つは、写真の持つ力です。毎号素晴らしい写真が数多く掲載されていますが、それらの中からこれという写真を選び、そこからインスパイアされたことについて、各学年それぞれ8 チームが、中1:食、中2:環境、中3:科学というアース・プロジェクトのテーマに沿って、内容はもちろんのこと、スライドや発表方法などに工夫を凝らして発表しました。

各チームのテーマ一覧です。
《中1》
「フカヒレについて」、「捨てないで食べちゃお」、「肉食動物と草食動物の違いと食」、「身近な食べ物と人間とのかかわり」、「カカオとチョコレートの不思議」、「食品廃棄について」、「弱肉強食」

《中2》
「多摩川の環境や歴史」、「デング熱と環境」、「再生可能エネルギー活用の現状とこれからに向けて」、「火星の環境」、「地球温暖化と植物の関係」、「オゾン層の未来」、「地球温暖化による海面上昇」

《中3》
「不老不死への科学」、「大麻」、「失明治療について」、「科学捜査で犯人を特定することができるのか」、「人工知能の現状と可能性」、「太陽は危険!?」、「AR技術のさらなる発展と可能性、「球速」
講評は中村尚哉さん(日経ナショナル ジオグラフィック社社長)からいただきました。中村さんには、本校がこの取り組みを始めた最初の年からずっと発表を見ていただいています。


今回の講評として、

・いろいろな方面に関心が広がっていた。
・非常に論理的に述べられていた。
・実験してみたりアンケートを取ったりするなど、ナショジオの記事からもう一歩先に進めるような検証をしていた。

などのコメントをいただきました。

まさに成立学園が目指している「見える学力」と「見えない学力」を共に育てる教育の成果の一端が垣間見えたのではないでしょうか。
そして、各学年の最優秀チームを選んでいただき、ナショジオ賞として貴重な書籍(『ナショナル ジオグラフィック傑作写真 地球の真実』を贈呈していただきました。

それぞれ、
中1 「捨てないで食べちゃお」
中2 「再生可能エネルギー活用の現状とこれからに向けて」
中3 「大麻」
となりました。どのチームも自分たちで考え、調査し、しっかりとグラフや表でまとめ… 素晴らしい発表でした。

さらに、全体の最優秀チームを選んでいただくはずなのですが… なんと、今年は全チーム甲乙つけがたいということで、急きょ3チームすべてが最優秀チームとして選ばれました!

そして副賞(『地図の物語』)をいただきました。

各学年の最優秀チームの皆さんです。


感想もしっかりと話していました!

ページ
TOP