7月11日(火)~13日(木)の3日間、中学2年生の宿泊行事として東京海洋大学 館山ステーションへ行ってまいりました。
今回は海のフィールドワークということで、テーマは『海』です。
最も天候に左右される行事の1つですが・・・
3日間とも見事に晴れました!!
海ほたる経由で、東京海洋大学館山ステーションへと向かいます。
今回宿泊させて頂いた宿泊棟は、実際に学生さんも住んでおり、将来、東京海洋大学へ入学する(?)かもしれない彼らにとっては、とてもありがたい経験となりました。
目の前にはあまりにキレイな海!!
そして立派な研究施設があります。
1日目は各グループごとに磯観察を行いました。
各3人ずつのグループに、海洋大の学生さんが1人ついてくれるというあまりにありがたい状況でした。
磯観察の楽しさだけではなく、観察の仕方や、危険なこと、生き物の解説など本当に熱心に教えてくれました。
そして果てしなく広がる絶好の「磯」に生徒たちの興奮も上がり続けました。
夢中でヤドカリ、カニ、ウニ、ウミウシ、魚などなど、どんどん見つけ出し捕まえていきます。
その後は、各グループごとに実験室に戻り、プレゼンテーションに向けての話し合いです。
じっくり観察し、テーマを定めた後は、捕まえた生き物たちを磯に返しに行きます。
生き物を大切にする心も育まれているように思います。
夜は海ホタルの観察をさせてもらいました。
毎日観察ができるわけではないということで、これもカナリ運次第な企画となりましたが、、、
GOサインが出ました!!!
勢いよく海辺へ走りましたが、 水が・・・冷たい。
生徒たちはキャーキャー言いながらも、Tシャツの裾で捕まえて浮かばせると、ピカッと光る海ホタルがいました。
これもまたグループごとでに行動し、つきっきりで学生さんたちがそばにいてくれました。
2日目も晴れました!!
2日目の午前中はシュノーケリングです!
残念ながらシーカヤックは風の影響で断念しましたが・・・
その分、長くシュノーケリングを楽しめたので結果オーライだったように思います。
人生初めてのシュノーケリングをする子たちも多かったのですが、やはり海洋大の学生さんの丁寧なご指導のおかげで、全員が楽しむことができました。
そしてシャワー&お昼寝タイム(?)のあとは昼ご飯を食べて、再び磯観察です。
テーマを明確にして、改めて磯へでました。
ただ観察し、捕まえるだけではなく、水温別に調べたり、場所の違いによって行動の違いを調べたり・・・
各グループ気合いが入ります。
ひと通り磯観察を終えたら、最後の仕上げ&実験です。
魚を解剖し、何を食べているかを顕微鏡をつかって観察しているグループや、
ウニの生態を調べるたえに、ウニを日向と日蔭において20分後どうなるかを実験したりと、
盛りだくさんの内容です!
明日の成果発表に向け、各グループ工夫がすばらしいです!
学生さんの助言をもとに、どんどん調べ上げていきました。
最終日は・・・4:10に玄関に集合し、地元の漁師さんと一緒に定置網体験へと出向しました。
眠い目をこすりながらも船に乗り込み、重い網を引き大量の魚を得ることができました。
来年の「アース・ツアー」では屋久島・種子島が待っています。
屋久島登山の日にはもっと朝が早くなりますが、それに向けて幸先の良い早起き訓練となりました!!
午前中は宿舎の掃除をし、いよいよ発表を迎えました。
各グループの興味深い発表のあとは、東京海洋大学の教授によるすばらしい講義を聞くことができました。
最後は学生さんに館内や実験室を案内してもらい、まるで水族館のような実験用の水槽を上からも横からも見せて頂きました。
そして、最後の最後に彼らを待っていたのは・・・
新鮮すぎるダイナミックBBQです!
我々教員にとっても、過去最高のBBQとなりました。
新鮮な魚をはじめ、伊勢エビ・サザエなどなど・・・
早起きの眠さも一気に吹っ飛び、一生もののBBQを楽しみました!
学生さんたちの手作りの焼きそばは、もう絶品です・・・。
最後には、特大スイカを大量に食べて、大満足すぎるお昼ご飯となりました。
あっという間の3日間となりました。
最後の閉校式では、3日間お世話になったTA(teaching assistant)の学生さんに、お手紙を渡しました。
別れを惜しみつつも、握手をしたり写真を撮ったりしてお礼が伝えられたように思います!
あっという間の3日間でしたが、言葉では言い表せないほどの貴重な体験ばかりとなりました。
そして多くの方々にご協力頂きました。
東京海洋大学の教職員の皆様をはじめ、TAの学生さん、地元の漁師さん、お弁当屋さん・・・本当にお世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
彼らの心に確実に刻まれたこの3日間を、今後の人生に活かしていってほしいなと思います。