「心の授業」講師:皆木 怜 先生 (アスリート3年A組)
テーマ『感謝』
「僕は高校3年間でプレーとケガの割合が半分半分でした。
ケガ人は復帰までのリハビリの他に、チーム(仲間)の為に練習前のボトルやマーカーコーン等を準備します。
その事を(その存在に)自分は1年の夏まで気づきませんでした。
1年の夏に自分がケガをして、初めて練習前に用意してあったもの等が当たり前だと思って練習していた自分が恥ずかしくなりました。
誰かの支えがあって今の自分がある。
それ以来、仲間の為に、自分が出来ることを一生懸命行い、仲間が思う存分プレー出来るようにしたいと思いました。」
続いて、「君たちは『感謝』と言うと、誰を思い浮かべますか?」と質問したところ、中学3年の宮山君が「『親』です。」と答えました。
「その親の存在があってサッカーができ、勉強ができる。
ユニフォームやシューズ類、勉強道具も何不自由なくある。
自分は、自分の気づかないところでのサポートに感謝している。
また、サッカーの現場では指導者や環境面も当たり前ではない。
ぜひ、感謝の気持ちを持ちながら日常から臨んでほしい。」
さらに、「先日の選手権予選も、ケガでサポートする側にいました。
応援カード、応援歌、横断幕等、ピッチに立つ仲間の為に、決勝前日まで出来る事を一生懸命やりました。
試合は残念ながら負けてしまいましたが、ピッチに立った仲間から「応援ありがとう」「支えてくれてありがとう」と言ってもらいました。」と、一緒に戦った様子を中学生に伝えてくれました。
この後、中学3年青野君から寮についての質問がありました。質問されたことだけでなく、その他アスリートクラスのことについてまで説明してくれました。
実際に、中学校の先生方から、「皆木君が一生懸命応援していた。終わったあともゴミを残さず、最後まで拾ってからスタジアムを後にしていました。」と、選手権決勝の応援席での状況も聞いていました。
自分が置かれている立場で、今何が出来るかを考え、実行した事で、一緒に戦った仲間との絆を感じましたし、中学時代からの成長も感じました。
皆木先生ありがとうございました。