先週土曜日、サッカー日本代表で長くチームDr.を務めた池田 浩氏(順天堂大学医学部整形外科所属、JFA医学委員会委員長)を講師にお迎えして、講演会を開催しました。

日本サッカーにおけるチームDr.としてトップの中のトップとも言える方です。

代表選手に何かあれば、外国であってもその所属チームまで赴き、そのチームのDr.に会って状況を確認するそうです。

「プロ選手と違って、育成年代の選手はケガをした状態でプレーしてはいけない。痛み止めを飲んでやってもいけない。プロチームに入団する前に、メディカルチェックがあります。心電図、レントゲン、血液検査、怪我についてなど。育成年代でしっかり治しておかないと、癖になって、いつになっても痛みとつきあい、メディカルチェックでひっかかり、プロでサッカーができなくなる。」

また、ロシアワールドカップのトピックスの一つとして、「乾選手」を挙げられました。

故障でコンディションが悪く、とても大会に間に合う状態ではなかったのですが、治療はもちろん、チーム・スタッフ・選手などの連携面で池田先生が努力したことで回復が早まり、当時の西野監督が選んだんだそうです。

結果、皆様ご存知の通りの大活躍だったわけです。その背景には乾選手本人と池田先生の努力、コミュニケーションがあったということですね。相当な苦労・努力を経てピッチに立ったということは、ほとんどの人が知りません。

お忙しい中、時間をつくっていただき、貴重なお話してくださった先生に感謝です。聴講した選手たち、保護者の皆様方、そして教職員にとって、今後の生活、仕事に生かせる貴重なお話でした。本当にありがとうございました。

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