こんにちは。

寒い日が続いていますね。

皆さまはお元気ですか?

さて、先日の土曜日、今年度初の親学講座を中学2年生保護者の方を対象に行いました。

早いもので親学講座も今年で3年目となりました。

今年度初の親学は、本校スクールカウンセラーで臨床心理士の市川里美先生による子育て講座です。

今回のテーマは 「子どもとの接し方で困っています! ~子育てがうまくいかないと思う時に~」です。

子育てという非常にデリケートな内容がテーマなため、少人数での開催を計画しておりましたが、14名もの保護者の方が参加して下さいました。

講師の市川先生よりまず思春期の子どもの特徴についてレクチャーが ありました。

思春期は『疾風怒濤』の時期との事。

反抗的な態度や全く話さなくなる態度に親も戸惑いがちになる時期です。

しかし、 親以上に子どもの方が性ホルモンの変化に対応できずに悩んでいると話されました。

また、脳が発達していくこの時期こそ、ビタミン・ミネラル・DHAの摂取など、栄養バランスの取れたしっかりとした食事を摂ることが必要だそうです。

次に、

「子育てでうまくいかないと思うのはどんな時」

「なぜうまくいか ないのか?」

「どう考えていく?」

というワークシートに記入後、 意見交換を実施。

最後に市川先生より、「子育ての方法がうまく行かない時は、原因を探すのではなく、その方法が子どもに合わなかっただけと切り換え、他の方法を試し てみる。

そうすることで親のストレスも軽減できるのではないでしょうか」と、アドバイス がありました。

私自身もつい原因を探してしまい、子どもに「なんで出来ないの!」とイライラしてしまうことが多くありました。

うまくいかない原因を探すより、切り換えて、伝わる方法を探す。

これは自己嫌悪に陥るタイプの私には合っている育児法だと思いました。

参加した保護者の方からも、

「子育てだけでなく、部下の接し方にも使える」

「方法を変える、目標を見直すというところで、冷静になれる気がした」

などなど、感想が聞かれました。

しかし、「子どもに変化を望むより親が変わることが大切だと感じたが、難しいとも思う」という意見もあり…。

子育ても教育も、親も教師もすぐには変われない。

悩みながら子どもと成長していくしかないのかなぁと感じた一時でした。

 

次回の親学講座は、

平成25年1月19日(土)13時30分~

臨床心理士 淑徳大学講師・東京都公立中学校スクールカウンセラー

守谷 賢二先生による「親も子も元気になる子育て講座」

を予定しています。

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