本日、今シーズンよりJ3ザスパクサツ群馬に入団した吉田将也先輩(成立ゼブラ→成立学園高校→東京農業大学)が遊びに来てくれました。

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開幕を3月10日に控え、時間ができたのでこちらに戻ってきたとのことでした。

なんと、当初は就職するつもりだったということでした。
大学1・2年の頃は全く試合に出ることができず、3年生の時に監督が代わって出られるようになったものの、大学卒業後は就職するつもりで就活もし、実際にある大手企業から内定もいただいていた(内定式にも出席したそうです)が、秋頃から年末にかけてザスパから練習参加の声がかかり、力を認められて入団に至ったという経緯を話してくれました。

その際、契約条件を見て、正直なところお給料的なことを考えたら就職した方が安定した生活が送れるということで、実際丸1日考えたそうです。

けれども、これまでのサッカー人生の中で、
①ジュニアユースで成立ゼブラを選んだ時も、近くのチームではなくあえてレベルが高く通うのにも時間がかかる方を選んだ。
②高校で成立学園高校を選んだ時も、通用しそうな他の高校ではなく試合に出られるかもわからないようなレベルの高い高校を選んだ。
③大学も、(全国大会に高2・高3と連続で出場するくらいの実績を残していたのに)有名な強豪の大学からは声がかからず(なので就職も考えていた訳ですが)、何とか縁があって東京農業大学(関東リーグ2部)に入った。
それぞれのチームで最初から順風満帆で試合に出られるような環境ではなかったそうですが、そういった中でも周りに流されずに自分を甘やすことなく、練習も一切手を抜かずにやってきたそうです。結果、チャンスをもらえた時に活躍することができ、それが自信につながって、徐々に指導者からも使ってもらえるようになってきたし、最初は全く考えていなかったプロへの道が開けたということでした。

こうした経験の中から、「チームじゃないな」と考えるようになったそうです。
どのチームにいても、どんな指導者であっても、やるのは自分。
楽な方へ流れることもできるし、高みを目指すこともできる。
そうして16年間、サッカーを続けてきたそうです。
大学の同期でプロの道へ進むのは彼1人だということからも、彼の心の強さがわかります。

さらには、「サッカーだけじゃないな」とも。
サッカーをしていると、直接プレーに関することだけでなく、サッカー以外のこともたくさん学ぶことができる。
サッカーをやってこなかったら今頃自分はどうなっていたんだろうと考えることもあるそうです。

本当に厳しいプロの世界ですが、これからもこの考え方で成長し続けていってくれるんだろうなと思います。
母校から応援しています!
頑張れ、吉田先輩!

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