4月13日(月)から、オンラインでのHRが始まりました!

探究クラスでは、先週HR担当を3人選出し、その3人にHR進行をすべて任せてみました!
本記事では、その3人がどのような取り組みをして、どのような成長を遂げたのか、ご紹介したいと思います。


<取り組み概要>

以前面談の中で「挑戦しようと思っていてもなかなか一歩踏み出せない自分を変えたい」と話してくれた子に声をかけ、「HRの進行を任せたい」と伝えました。なかなかすぐに「やってみます」という返事はもらえなかったものの、最終的には「やってみます!」と言ってくれたので、何をどのように進めていくか打ち合わせを何度か重ねて方向性を決めていきました。

1週目はやはり自己紹介をすることに。ただ、1人ずつただ淡々と自己紹介するだけでは物足りないということで「インタビュー形式」という案に決定。昼HRで「復習クイズ」を出し、楽しみながらお互いを知っていけるよう工夫を入れてくれました。

<HR担当生徒の感想>

●HR担当をやってみないかと言われたときの気持ち

みんなの顔も名前も性格もわからない状態で自分が前に出て進めるなんて、かなり抵抗があったし、みんなの反応も怖いし、自分は先頭に立つタイプではないし、そんな勇気も行動力も話す能力もないから無理だと思った。いままでの自分だったら絶対に断っていたと思う。

でもこういうところから挑戦して自信つけていかなきゃダメだと思ったし、その一歩で何か変わるかもしれないし、誘ってもらったのにウジウジして断ろうとしている自分に「結局口だけで行動できないじゃん」って少し嫌気がさしたので、やってみようと決意した。

●初日〜2日目:実際にやってみた後の気持ち

初めてオンラインでみんなの前で話すのはやっぱり怖くて、すごく気をつかって話していた気がする。空気も重たくて、反応もなくて、とてもやりづらかった。耐えられなくて、他の子に任せすぎてしまった。

でも話も広がらないし、自分たちのインタビューをまわりのみんながただ黙って聞くという淡々とした空気。
この時は、とにかく失敗したくないという気持ちで、事前に決めた質問を聞くだけで精一杯だった気がする。与えられた仕事をただこなしている感覚。

●3日目以降:積み重ねた「反省」と「工夫」、そして得られた大きな「学び」

振り返りをしている中で、自分が何も動かずにみんなに対する願望や不満だけ言っていたらダメだと思った。どうしたらみんなが反応してくれるか、気をつかわずに話せるか、お互いのことを知れるか、などみんなを巻き込むための話題や話の振り方を考えるようになった。

それを考え、実践してみたとき、「同じ質問でも言い方次第でこんなにも変わるんだ!」ということを知った。また、相手が答えやすい質問内容や聞き方というのも考え工夫するようになった。
気付いたら、どんどんクラスの空気を良くしようとものすごくいろんなことを考えるようになっていて、「やらされている」のではなく「自分の意思」で真剣に考え、動くようになってきた。

そして敬語をやめたり、下の名前やニックネームで読んでみたり、事前に準備した質問だけじゃなくてその場で気になったことを素直に気軽に聞いてみたりした結果、話もどんどん広がって、その人のこともよく知れて、意外な一面まで見えたりして、、、
いいことしかないなと。やっぱり、自分が気をつかっている以上は相手も気をつかって話しちゃうんだなと実感。

まずは、自分が変わらなきゃいけないんだなって。

いいクラスにするために自分はどうしたらいいのか考えるって、こんなにも大変だし大事なことなんだなって学んだ。
大変ではあるけど、自分の担当期間が終わったら終わったで、またやりたいとか思ってそう!笑


長くなりましたが、探究クラスで成長を遂げている生徒の姿をお届けしました!
このように、「一歩踏み出す」勇気を持ってチャレンジを積み重ね、探究メンバーたちは日々成長を続けています。いまこの環境でできることはたしかに限られているかもしれませんが、その成長を止めるわけにはいきません。
一歩一歩、着実に前へ進み続けられるように、どんな環境であっても私たち教員は全力でサポートし、背中を押していきたいと思います。

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