11月6日から3泊4日の行程で実施された中学3年生の「アース・ツアー」。

中学校に入学してから、これまで、海のフィールドワークやチャレンジキャンプなどの校外学習は、「地域を知る→日本を知る→世界を知る」というテーマと、アース・プロジェクトの「食→環境→科学」というテーマの2つの観点から実施してきました。

そこで今回、6年間のプログラムの中期に入り、校外学習も日本から世界へと展開していく中で、「世界が知っている日本を知る」・「太古の自然から最先端の科学へ」・「時代の流れの一端を感じることで現在を知る」というテーマでアース・ツアーを実施しました。

屋久島・種子島での貴重な体験<屋久島:縄文杉登山、種子島:宇宙センター見学・門倉岬(鉄砲伝来の地)・赤米館(種子島は成立学園アース・プロ ジェクトで体験する古代米伝来の地といわれています)>や鹿児島市内での班別自主研修を通し、生徒たちは教養を広げ、一段と成長してくれました。

 

出発する前にも、事前学習として、各班ごとに

屋久島トレッキングのテーマ(自然)
岩石(石)、樹木、水、植物、動物・昆虫、気候、屋久島自体

鹿児島班別行動のテーマ(歴史)
西郷隆盛、大久保利通、西郷従道、島津斉彬、五代友厚、大山巌
東郷平八郎、山本権兵衛、黒田清輝、天文館、私学校、鶴丸城

といった内容で、調べ学習をし、それを栞にまとめました。

終了後には、事後学習として、事前学習で調べたことと、現地での写真やメモ、資料などの情報をもとに、各自で今回の旅を振り返った個人旅行記を作成しました。

生徒たちの感想です。

「島の人々は自然を守りながら生活するのは簡単そうに見えて大変なのではないかと思いました。コンビニやゲームセンターがないのは当たり前で、私たちの当たり前は島の人々から見れば変わっている生活なのかもしれないと思いました。」

「山登りは足にまめができたりして疲れたけど、みんなでラストスパートまで頑張って歩ききったことにとても達成感を得ることができました。」

「山登りのガイドの方が湧き水でお味噌汁を作ってくれました。体が冷えていたので温かいお味噌汁はとてもありがたく感じられました。雨が降っていて 滑ったりしたけど、その雨も飲み水になっていると思うと大切だと思いました。そういうことが実感できたのでいい山登りだったと思いました。」

「縄文杉にたどり着くまでの道のりはかなり厳しいものだったが、一往復下だけで精神的に強くなったような感覚がした。縄文杉は一生に一回、登るか登 らないかというくらいなので、とてもいい経験をここでできたと思う。精神的に強くなったということなど、今回学んだことをこれからの学校生活に活かせれば と思う。」

「縄文杉に着いた時、すごい達成感でした。帰るのがもったいないくらいでした。」

「片道11㎞の山登りはきつかったけど、周りのみんなのおかげでやりきることができました。」

「宇宙センターに着いた時は、とても景色がきれいで感動しました。この景色は一生忘れないと思います。」

「最高の仲間と、最高の環境で、最高の旅でした。大人になっても忘れません!」

ページ
TOP