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昨日は、元日本代表の寺西選手に来ていただき、中学サッカー部員たちがブラインドサッカーの体験をしました。

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この体験は毎年行っていて、上級生たちはわかっているはずなのですが、次のような感想でした。
「声がないと怖い」
「普通よりボールが重くてドリブルしにくい」
「ボールの音をよく聞いたほうがいい」
「コミュニケーションがすごく大事だと思った」
「ボールが1度足から離れると位置がわかりにくくて、自分がどの位置にいるのかさえわからなくなる」
「周りの音に助けられた」

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寺西選手から、部員たちに対して、
「見えていない人にどうやって伝えるかを、見えない人の視点で考えることが大切」
「見えていない人(アイマスクをつけている人)も待っているだけでなく、合ってますか?と聞いてみることが必要」
「相手の立場に立った説明と、お互いに相手を思いやることが大事」
「チャレンジすること」
「恐怖心はあるだろうけど、読んでくれる人を信頼して動こう」
といった言葉をいただきました。

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そして、最後には次のようなお話をしてくださいました。
「みなさんはこれから色々な人に出会っていきます。1人で生きていくことはできないし、サッカーでも1人で自分勝手なプレーはだめです。そういったことはブラインドサッカーから学ぶことができるのではないかと思います。」
「サッカーでも、声を出しなさいと言われることは多いと思うけど、何て言えばいいかなと考えたのではないでしょうか。ひと声あればパスがつながったシーンもあっただろうし、失点を防げたシーンもあったのではないでしょうか。声をかけることの大切さを感じてもらいたいと思います。そして、普段とは違う視点でサッカーを見てもらうと、これまでと違ったサッカーの凄さをわかってもらえるのではないかとも思います。」

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大人の我々の話かけにはもちろん、生徒たちの声にも常に真摯に耳を傾け聞こうとしていらした姿には、尊敬するほかはありませんでした。

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