成立学園では、ナショジオの取り組みを始め、読書や論語講座などさまざまな体験などを通じて、「教養」を広げます。

そのことで、生徒たちの器を大きくする、別の言い方をすれば知的好奇心を目覚めさせることができ、そのことが、「見えない学力」をつけ、そしてテストなどにあらわれる「見える学力」が培われると考えています。

11月28日(土)、中学校ナショジオ発表会が実施されました。

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ナショジオの魅力の一つは、写真の持つ力です。毎号素晴らしい写真が数多く掲載されていますが、それらの中からこれという写真を選び、そこからインスパイアされたことについて、各学年それぞれ8 チームが、中1:食、中2:環境、中3:科学というアース・プロジェクトのテーマに沿って、内容はもちろんのこと、スライドや発表方法などに工夫を凝らして発表しました。

各チームのテーマ一覧です。
《中1》
「昔と今の食の違い」、「世界の食」、「食物連鎖と私たちの食事」、「地球温暖化と食の関係」、「イヌイットの食とサハラの食」

《中2》
「環境によってかわる人の気持ち」、「川の環境」、「水害に備えて・・・」、「温暖化で雷の落ちる量が増える?」、「東京の川の水質」、「首都直下型地震から生き延びろ」、「東京湾改善計画」、「赤羽を守れ、ゴミから!」

《中3》
「自動運転タクシー」、「Water」、「同じ顔」、「錯覚」、「球の変化」、「ベイマックス × PEPPER」、「Go to the future」、「脳トレ最新科学」

講評は武内太一さん(「ナショナル ジオグラフィック日本版」編集担当)からいただきました。武内さんには、今の中3が1年生の時からずっと発表を見ていただいています。

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今回の講評として、

・学年のテーマに基づき、多くの問題についてそれぞれのチームが調べていて、聞いているこちらも引き込まれた。

・アンケート調査をしていたチームが多かったが、今の時代はインターネットで簡単に調べることもできるが、そのまま鵜呑みにせず、直接人に会って聞いてくることは大切だし、そうやって自分で動いてみると、そこからまた新しい発見が出来たりすることがあるので、ぜひこれからもその姿勢は継続してほしい。

・学年が進むに従って、やはりプレゼンは格段にうまくなってきている。

などのコメントをいただきました。

最後に、「こういった取り組みを続けていることで、生徒の皆さんは、目に見えない学力が涵養されてきていますね」という言葉をかけていただきました。

まさに成立学園が目指している「見える学力」と「見えない学力」を共に育てる教育の成果の一端が垣間見えたのではないでしょうか。

そして、各学年の最優秀チームを選んでいただき、ナショジオ賞として貴重な書籍(『ナショナル ジオグラフィック傑作写真 地球の真実』を贈呈していただきました。

それぞれ、
中1 「地球温暖化と食の関係」
中2 「東京の川の水質」
中3 「Go to the future」
となりました。どのチームも自分たちで考え、調査し、しっかりとグラフや表でまとめ… 素晴らしい発表でした。

さらに、全体の最優秀チームを選んでいただいたのですが… なんと、今年は中1のチーム<「地球温暖化と食の関係」> が選ばれました!

そして副賞(『プレミアム フォト コレクション』)をいただきました。

各学年の最優秀チームの皆さんです。

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中1の生徒たちは、照れながらもしっかりと感想を話していました!

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