中学校サッカー部では、心の授業と題して、朝のHR前の10分~15分、主に普段同じ校舎で過ごしていてもほとんど接点がない先生方に、テーマや伝え方は自由でお話をしてもらっています。
これまでも、例えば高3担任の先生から、かつて野球・サッカーともに全国大会に出場した時の学年を担任していた時の経験をふまえて、部活動と(授業を含む)普段の生活の意識が違いすぎると、試合で勝って全国に行っても、誰も心の底から応援してはくれないといった、とても意味のあるお話をしてもらいました。
本日は、現役の高校3年生のある生徒にお願いしました。
中学1期生である彼は、中学時代はサッカーを一生懸命やり抜き、高校では柔道部に在籍、部活引退後の現在でも自主的に朝練を行っています。また、鷲宮祭(体 育祭)では実行委員長を任されたり、進路が決まった現在は、毎日学校内外の清掃活動をしてくれたり、リーダーとして常に陰日なたとなって、学校や友だちの力になれるよう頑張ってきました。

実は、彼はこの6年の間に、仲間や母親を亡くすというとてもつらい経験をしています。

彼は、命の尊さや進路について、嘘偽りのない、自然体の言葉で堂々と話してくれました。
彼の一言一言は、とても重く、普段知っている先輩の姿とは違いました。まさに心の授業の先生でした。
部員たち1人ひとりが、それぞ れの立場で、講師の先生方の生き様、言葉、気(自分たちに何を伝えたいのかという思い)を受け止めて これからの人生に生かしてほしいと思います。
これからも続けていきたい取り組みです。

 

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