講師:明理会中央総合病院
・地域医療連携室支援室 主任 与五沢 紗季子先生
・栄養科 管理栄養士 係長 喜瀬 道子先生
・栄養科 管理栄養士 相澤 佐央理先生

まず最初に、与五沢先生から紹介があり、相澤先生のお話から始まりました。資料までご用意いただき、素直に正直に一生懸命お話していただきました。

特に印象深かったのは国家資格の管理栄養士の免許を資格を取得するのに4年かかった。それでも諦めずにチャレンジして良かった。

管理栄養士と栄養士の大きな違いは、仕事の幅。現在患者さんと向き合い、食事提供と栄養管理、そして入院、外来患者さんに対しての栄養指導。心のケ アまでが大事。確かに世間話やコミュニケーション能力がないと、患者さんをリラックスさせたり、悩みを聞いてあげられなかったりで、大変な、またやりがい のある仕事だという事がわかりました。

またこの職業を選んだきっかけは、基本的に食べる事が好きで、食事で治療に携わる事ができるから。また大学時代のファミリーレストラン等でのアルバイトが非常に役に立ったということです。

また、栄養科係長の喜瀬先生のお話は選手に訴えるものがあり、選手には最終的に
何事も諦めたら終わり、絶対に諦めない!と説得力のあるお話でした。
また川崎フロンターレの19番 森谷賢太郎選手(マリノス下部組織出身)と横浜F.マリノスの中村俊輔選手の大ファンという事で、サッカーのお話にも触れていただき、笑いをとるなど、途中かなりリラックスムードも作っていただきました。

前回の理学療法士のお話の後で、プロのチームでは1人の選手に対して、監督、コーチ、ドクター、トレーナー、管理栄養士、寮のまかないさん、チーム のマネージャーさん、営業マン、GMなどなどが濃く、また薄く関わっているというお話が監督から少しだけありました。サッカーとの共通点は患者さん1人に 対してドクター、看護士、管理栄養士、事務の方々、理学療法士、手術の各ご担当者などなど いろいろな人が関わって、心身共に回復させようと働きかけている事がわかりました。

選手たちも入院して病院食をとった経験がある人、病状に応じて、流動食の人、全く食べられなかった人など何人か経験しておりました。キャプテンが 「病院食って院内で作っている事を初めて知りました。」と感想を述べたことは驚きでしたが、正直なところ全員が知らないことだったようですね。

普段聞くことができない貴重なお話でした。本当に感謝しております。
選手は進路や自分の考え方、人との関わり方など、何かプラスになれば最高です。

最初に与五沢先生(一番右側)から管理栄養士の先生方の紹介がありました。


左から、喜瀬先生、相澤先生、与五沢先生


インパクトのあるお話をしていただいた喜瀬先生(左)、一生懸命経験談をお話しいただいた相澤先生(右)


時には大爆笑の中、盛り上がりました

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