前回のツール・ド・ひたちなかから2ヶ月、サイクリング部は千葉県袖ヶ浦市袖ヶ浦フォレストウェイにて行われた袖ヶ浦サマーサイクルフェスタに参加しました。

 2年生土屋がレディースクラス、2年生前川、園田、漆崎そして1年生水谷がビギナークラスにエントリーしました。レディースクラスは4ラップのスプリントレース、ビギナーは30分のショートエンデューロ形式で行われました。
 気温が37度を越える過酷なコースコンディションの中、12時からレディースレースが行われ中学生から社会人選手を含め27名で競われました。序盤1名の選手が逃げて、最大5秒の差が出来ますが、すぐに吸収されました。序盤後方に位置していた土屋は最終ラップを2位で迎え、初優勝の期待が高まりました。コースはモータースポーツの行われるパーマネントサーキットでコース幅も広く、コーナーリングスピードを上げることで登りのタイムアップにも繋がります。どの選手も理想の走行ラインを維持することを追求します。
 最終ラップ、コース中最高速度を記録する第1ヘアピンのアプローチで土屋選手の前を走る2名の選手が接触転倒、ラインを塞がれてしまった土屋もそれに巻き込まれてしまい落車。大きな怪我はなかったものの、全身にわたる擦過傷とバイクもダメージを受けてしまいました。改めて、女子と言えどもギリギリの状況で闘っていることを痛感させられることになりました。土屋選手には早く傷を癒して欲しいと思います。


 土屋選手の落車から間もなく、男子のレースとなりました。改めて、土屋選手の分まで走ることを誓い合い、集中力を高めました。77名の参加者による上位クラスへの登竜門的な位置付けのレースで、スタート前の位置取りから熱い闘いは始まります。4人とも前方でスタートを切りました。エンデューロレースの難しさは、周回数が決められず、大切な最終ラップをどのように迎えるかにあります。他のレースや、試走のラップを参考にして、恐らく、9ラップレースと予想されました。中盤まで前川、漆崎は16名までに絞られた先頭集団に残りました。好調を維持するキャプテン前川は前方で積極的に動くも、終盤、腿の付け根に違和感を感じ、ペースダウンを余儀なくされてしまいました。
 レースが動いたのは、8周目、1名の選手がアタックし、誰も対応することが出来ず、漆崎のいる10名の集団で2位争いをすることになりました。最終ラップ、下りの第2ヘアピンに漆崎は2位で進入し、緩やかな登りの最終コーナーを8人の2位集団の先頭で残り約500メートルを迎えました。彼にとってどれ程ゴールラインが遠く感じられたことでしょう。ゴールスプリントで5名にかわされ7位でフィニッシュとなりました。6位までが入賞の為、本当に悔しい結果となりました。
 2年生前川が14位、園田28位、1年生水谷は39位で全員完走しました。

 今回はチームとして結果を出すことは出来ませんでした。が、着実に成長をしていることは間違いありません。今回の課題を練習に反映させて、来月末の3時間エンデューロレースでさらに強くなった姿を見せてもらいたいと思います。

 最後になりましたが、今回もたくさんの保護者の方に支援して戴きました。灼熱の中長時間に渡り応援して戴いたこと、本当に感謝致します。ありがとうございました。今後も変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

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