1年の「公共」では、なじみのある「学校給食」のメニューの変化から私たちの「食」について考える授業が行われています。戦後~昭和40年代までは、日本の学校給食のメニューに米飯はほぼなく、パン、ソフト麺といった小麦を原料とする「粉食」がメインとなっています。それはなぜなのか?そして、その結果、日本の食生活や食料事情にどんな影響を及ぼしたのか?

 

 

まず、資料「国民1人当たり・1日あたりの供給熱量の構成の推移」を手がかりに、「日本の食習慣の変化」について考察しています。

 

 

 

各班から出た声を教員が書き出していきます。

 

 

その上で、教員と生徒達でやり取りしながら授業は進みます。

(教)「自分で料理する人、手を挙げて?」「卵を使って何を作る?」

(生)『卵焼き』『目玉焼き!』(教室からは「へぇー、あいつ料理するんだ!」という反応も・・・)

(教)「目玉焼き、どう作る?何かこだわりはある?」

(生)「まずフライパンに油を引いて、中火で油で揚げるように!」

(教)「そうか。私は途中で火を消して、水を入れて余熱で蒸し焼きにするのがこだわりかな。」

(教室からは「先生、こだわるなぁ~・・・」という表情も)

(教)「目玉焼きもそうだし、給食のメニューにもあった揚げパン、ハンバーグ、オムレツ・・・こうした料理は油(油脂類)を多く使っているね。もちろん畜産物(肉、卵)も。」

(教)「一方で、みんなは日本料理(懐石料理)と聞いてどんなメニューを思い浮かべる?」

(生)『魚まるごと出てくるみたいな・・・??(教室から笑い声)』『寿司』『鍋』・・・

(教)「なるほど。色々あるかもしれないけど、そういう料理ってあんまり油を使っていないよね・・・。」

(教)「資料からは、油脂類と畜産物が増えているよね。粉食が普及することでこれらが増えたというのはどんな意味があるだろう?」

 

 

話は食習慣の洋風化から日本の食料自給率の話に及びます。特に、穀物自給率が低いこと、その主な輸入先がアメリカであること・・・。あれ?前回の授業で戦後日本の学校給食に粉食が導入されていく背後には「アメリカの事情と要求」があったような・・・?詳しく知りたい人はぜひ正則高校へ!

 

 

サッカー部ではこの6月から5ヶ月間オーストラリア人コーチJudaさん(ユダさん)を招いて、トレーニングをしてきました。
コーチからの指示はもちろん、常に英語です。活動の中では、英語でサッカーの戦術的や技術的な指示や、メンタル的なアドバイスを受けたり、ゲーム形式の練習や他校との試合で審判を務めてもったり、あるいは一緒に練習に参加してもらったりと、生徒と関係を築いてきました。

 

 

サッカー1

 

サッカー2

 

 

 

当初は戸惑っている生徒も多かったですが、5ヶ月を通して、少しずつコミュニケーションを取れるようになり、生徒たちの心を開いていきました。
コーチからの指導は10月で終了となりましたが、この5ヶ月間でとてもいい経験をすることができました。

サッカー部顧問
福島

~生徒のコメント~(サッカー部キャプテン)
ユダさんとは約三ヶ月一緒にサッカーをして、サッカーの面はもちろん英語での会話を日々していてサッカーと英語の力をどちらも伸ばすことができました。
このような機会は数少ないと思うので、この期間に培った力をより伸ばせるように今後の活動にも励んでいきたいと思います。

 

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(コーチから生徒に送られたメッセージを掲載します)

Dear Seisoku High School Community,

For the last three months since 29 October 2024, I have had the privilege to work with Seisoku High School as an Assistant Soccer Coach.

When I arrived in Japan in August 2023, I came with the intention of studying at the University of Tokyo, learning Japanese at language school, and refereeing with the Tokyo Football Association. I never expected, however, that I would also have the pleasure of helping coach a soccer team, especially as a native English speaker with only a little bit of proficiency in the Japanese language. Therefore, as I look back at my time with the Seisoku High School soccer team, I recognise that such an experience is so rare for someone like me to have in Japan. But, even more than that, I will remember this experience because of the engaging, funny, and interesting students I was able to meet.

Indeed, engaging with the students has been my favorite part about my entire time as an Assistant Coach. For one, I was particularly impressed by the growth of the students in their confidence and ability in English. After encouraging them to speak in English, I was very happy to see them open up and speak more freely about their favourite foods, subjects at school, interests, and future plans. They even made funny jokes in English! Then, when the school’s Autumn Festival season came around, it was a pleasure for me to see their personalities flourish as many of them were in jovial and upbeat moods in preparation for the festival where they could showcase their talent and creativity outside of football. There was an excitement and passionate enjoyment in the air during those training sessions in the schoolyard that I won’t forget anytime soon.

Apart from the schoolyard, our training sessions also took place in various other locations, including Tennozu Park Soccer Field, Shinagawa Minami Futo Park, Shiba Koen, and Aqua Field Shiba Park. Each venue had its different charms, providing unique environments to engage with the students. But, of course, I think the most memorable view during the training sessions was when we could see Tokyo Tower lit up in the night’s sky very close by.

Now, as my time as an Assistant Soccer Coach with the Seisoku High School draws to an end, I want to use this opportunity to say thank you.

First of all, a heartfelt thank you to Fukushima-sensei, a fellow Tokyo FA referee, who was instrumental in helping me navigate the process of becoming a formal Assistant Coach with the school. Without your support, it would have been very difficult to navigate the whole process.
Second, I would like to express my sincere gratitude to the teachers – Fukushima-sensei, Izumi-sensei, Ikeda-sensei – and the other assistant coaches – Shuntaro-san and Yoshiki-san – for always welcoming me with open arms at every training session. From the first time I met all of you, you have always shown me hospitality, encouragement, and tremendous generosity.

Finally, thank you to the students for all your hard work and making our conversations very enjoyable. I am especially happy to see those students who started as second-years blossoming into confident leaders within the team. I hope you continue to think about others and to work together in the spirit of teamwork and camaraderie. As the great Christian philosopher and writer Paul the Apostle said, “Look not every man on his own things, but every man also on the things of others.”

This experience has been unforgettable and I look forward to continuing to support the community at Seisoku High School from afar.

With warm regards,
Judah Tan (ユダ・タン)

 

 

東京海洋大学にて行われている「森川海街こどもサミット」に生徒とともに参加して来ました。


正則チームはアクアポニックスという水槽で魚を育てながら植物も育てるという活動について発表してきました。
会場には小学生から高校生まで、盛岡から鹿児島まで全国様々な箇所から10組の参加者が集まっています。

 

発表は3分間ですが、それぞれの参加者が各地での活動の報告をしていきます。鹿児島県からは未利用魚について、また東京湾の魚からマイクロプラスチックを検出した実験等様々な発表がありました。


そんな10組の中、正則チームは9番目。どきどきしながら順番を待ちます。

 

アクア1

 

 

いよいよ発表です。
アクアポニックスにおける植物の生育状況について現時点の成果等を発表しました。
審査員の方々から質問も受け、これからの活動についてもアドバイスを頂きました。

 

 

アクア2

 

 

全チームの発表を聞いたあと海洋大学の学生と感想を出し合い、更に理解を深めることも出来ました。

 

 

アクア3

 

 

最後に審査発表があり、正則チームは奨励賞を頂きました。


発表した生徒は「発表は緊張したけれど、他の人達の発表も聞くことが出来て自分達がこうしたいというのも見えてきた。参加して良かった。」と感想を述べていました。


学校外にて自分達の活動を報告したこと、また全国の小中高生の活動を聞くことができて、とても刺激的な一日でした!

 

 

過去のアクアポニックスの記事はこちらをご覧ください。

↓ ↓ ↓

教室でアクアポニックス2 8/1掲載

 

教室でアクアポニックス 7/18掲載

 

 

1年英語コミュニケーションの様子です。扱っているのは、教科書にある「A Loving Story」という白人と黒人の結婚が許されていなかった時代に結婚した男女が弁護士の支援を受けて法廷で闘い、最終的には結婚が法的に認められた・・・というストーリーです。ここまでの授業で、このストーリーの全体の内容理解、重要表現の確認、音読練習などを行っています。今時は、登場人物になりきって、インタビュー番組形式で①自己紹介、②訴訟の経過、③登場人物の心情について、自分のセリフを英文でつくり発表します。

この授業は1学年教員による研究授業にも設定され、多くの教員が生徒の学習の様子を観察しています。

 

 

自分のセリフは各自宿題で覚えてくることになっています。発表前の最後の打ち合わせをしています。

 

 

 

 

いよいよ発表です。セリフは30語以上の英文をつくるように指示されています。生徒達はみんなの前に立って緊張しながらも、声の抑揚や身振りを交えながら自分が考えてきた英文を表現しました。

 

 

 

本校の英語科では、教科書で学んだ文法や構文を用いた表現活動を重視しています。授業の中で、オンライン英会話や近隣の東京タワーや増上寺を訪れる外国人へのインタビューも行っています。こうした表現活動が「生きた英語力」につながっていくと考えています。

和太鼓部は、学内以外でも港区の様々なイベントで演奏をしています。
11月17日、MINATOシティハーフマラソンにて、オープニングの演奏をさせていただきました。増上寺の前で、中高生ランナーの勢いのある走りを送り出し、その後多くの市民ランナーを演奏で応援しました。ランナーの方から拍手をいただいたり、手を振っていただき、部員の笑顔がいつもに増して見られました。

 

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2年生の選択科目「生活文化と環境」の様子です。今回は災害時の避難所を想定して、調理器具はカセットコンロと鍋、フライパン、耐熱ポリ袋を使い、食材はアルファ化米と乾物や缶詰など常温保存のきく食材を使った調理実習です。単に「非常食をつくる」ということではなく、非常時においても栄養バランス、食物アレルギー、食中毒、病気や高齢者・子どもなど多様な存在も考慮し、なおかつ、創意工夫も感じられて楽しく美味しく食べられる料理を生徒達が自ら考えて、班ごとに違ったメニューにチャレンジします。

 

 

 

この班は、アルファ化米を平らにのばして生地にして、缶詰のコーンや焼き鳥、マッシュルームを具材にしたピザを作っています。

 

 

 

こちらの班は、ホットケーキミックス、水、チョコを耐熱ポリ袋に入れて混ぜ合わせ、沸騰したお湯に入れて弱火で30分ほど熱を加えて作る「マーブルホットケーキ」です。

 

 

 

各班の料理ができあがりました!

 

 

左上は、トマトパックと缶詰の焼き鳥を使った「トマトカレー」と、「わかめとミックスベジタブルのサラダ」「マーブルホットケーキ」です。

右上は、アルファ化米にチキンラーメンを混ぜて味付けした「チキンラーメンご飯」と、切り餅を湯煎で柔らかくした「きなこ餅」、さらに、フルーツミックスにサイダーを入れた「フルーツポンチ」です。

左下は、先程の「ライスピザ」に、耐熱ポリ袋で茹でたジャガイモとかぼちゃを混ぜて作った「ポテトサラダ」、さらにライスペーパーに切り干し大根とツナを混ぜ合わせた具材を入れた「生春巻き」、同じようにライスペーパーにあんこやフルーツミックスを入れた「大福」です。

右下は、トマトパックと缶詰の焼き鳥だけで味付けしている「ピラフ風“簡単“リゾット」と、さつまいもを茹でた後にサラダ油で焼いた「さつまいものハッシュドポテト」、湯煎して作った「さつまいものきんとん」です。どれも美味しそう!!

 

 

いよいよ試食タイム!自分達が作ったものだけでなく、お互いのものを試食し合っていました。私(このブログを書いている教員)も頂きました。どれも美味しく頂いたのはもちろんですが、何より災害時の避難所を思い浮かべた時、こうしたちょっとした生活の知恵を生かすことで、無味乾燥になりがちなレトルト食品も彩り豊かになりますし、調理もみんなで楽しく行うことができて、不安に包まれがちな避難所生活に一瞬でも温かさがつくられるのだとしたら、とても素晴らしいことだと思いました。生徒達の豊かな発想や協力しながらいきいきと調理をしている様子を見ていて、「やはり人間は関わり合って、支え合うことで、生きる力を得られるのだ。」と感じました。

 

 

10月12日、秋季東京都高等学校野球大会本大会【一回戦】が駒沢野球場で行われました。

 

相手は法政大学高校です。

 


初回先制したものの、中盤に逆転され、苦しい時間が続きました。

 

硬式野球部5c

 

硬式野球部5c

 

 

 

しかし選手たちは集中力を切らさず、全員で守り、全員で繋ぎ、最後は逆転勝利を収めることができました。

 

硬式野球部2c

 

 

 

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二回戦の相手は早大学院です。

10/14(月)に江戸川球場で行われます。

 

応援よろしくお願いします!

 

秋季大会組み合わせ_page-0001

 

 

硬式野球部の過去のブログはこちらをご覧ください。

 

ひとつ前の記事でお伝えしたように、今年度の学院祭が無事に終了しました。

 

学院祭翌日は片付け日でした。

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クラスでの朝のホームルームのあと、実行委員は校庭に全員集合。

 

まず委員長から言葉があり、その後それぞれの班に分かれて担当箇所の片付けをします。

 

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▲野外ステージが解体されていきます。

 

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▲体育館棟を覆っていた大パネルも役目を終えて降ろされました。

 

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▲最後は一列になって、校庭全面をテープで掃除します。

細かなゴミ(木片や釘など)の取り残しがないか確認しながら行って終了です。

 

 

各クラスもこの日に装飾の解体などを行い、教室を元通りに片付けました。

 

「みんなで作ったものを解体していくのは少し寂しいです」と語る生徒もいました。

 

せっかくなのでクラス企画の装飾のいくつかを紹介します。

 

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生徒たちの手による力作です。

この2日間のために長い期間をかけて構想・制作してきたものなので、1日で壊してしまったと思うと少し切ない気もしますね・・・

 

終わったばかりですが、来年はどんな学院祭になるのか、今から楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

2024年度の学院祭が終了しました。

2日目の様子をお伝えしたいと思います。

 

学実正門

▲2日目。はっぴを着た実行委員たちが来場の皆さんを正門でお出迎えしています。雨が降らなくてよかった!

 

写真

▲写真部

 

科学

▲科学部。イライラ棒の体験です。

 

書道2

▲書道部

 

軽音

▲軽音楽部

 

 

2日目の終わりには実行委員会主催の後夜祭が行われました。

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オーディションで勝ち抜いた2団体(軽音のバンドとダンス部)によるパフォーマンスです。

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後夜祭の照明等の運営も実行委員の生徒の手で行われています。

 

日が落ちてきて、いよいよ受賞式となりました。

 

クラブ優秀企画賞、奨励賞、優秀企画賞、準グランプリの順に発表が進んでいき、ついに今年の学院祭企画の頂点「最優秀企画賞グランプリ」の発表です!

 

 

 

今年の最優秀企画賞グランプリは・・・

 

3年H組「The Greatest Showman」でした!!

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3H入口

 

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おめでとうございます!

 

 

その他の受賞クラス・団体は以下の通りです。

 

◆準グランプリ:

3年F組「ラーゲリより愛を込めて」

 

◆優秀企画賞:

3年G組「不思議の国のアリス」

 

◆奨励賞:

2年A組「INSIDE OUT」

2年E組「この世界の片隅に」

2年F組「訳あり☆ギルティガール」

2年G組「ドラゴン桜」

1年E組「美女と野獣」

1年G組「ドラえもん のび太の恐竜」

 

◆クラブ優秀企画賞:

和太鼓部「花嵐」

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後夜祭では実行委員長と後夜祭班班長たちからの涙ながらのスピーチもありました。

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今年は学院祭の質を昨年よりも大きく上げることを目標とし、実行委員の中心メンバーは各クラスの企画審査(企画が動き出す前の企画書の審査)等に覚悟をもって時に厳しくあたっていたそうです。

 

達成感が伝わってくる胸打たれるスピーチだったように思います。

 

そんな後輩たちの姿を昨年の実行委員(卒業生)たちが見守りに来ていたことも印象的でした。

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最後に今年の学院祭テーマソング「澄晴」を合唱して幕を閉じました。

 

今年は長引く猛暑や突然の天候不良の影響を受け、例年よりも準備に苦労があったことと思います。

 

また、どのクラス・団体も長い時間をかけて企画、準備、練習をしてきました。

その過程では、挫折や苦労、そして喜びもたくさんあったと想像します。

 

そんな中でただ「楽しい」だけではない、達成感のある学院祭をつくり上げた生徒たちに心から拍手を送りたいです。

本当にお疲れ様でした。

 

学院祭のくわしい様子はウェブページをご覧ください。

 

昨日は授業のあと、各クラス、参加団体は企画場所に移動し、本格的に準備を開始しました。

校庭では野外ステージの土台の組み立てが始まり、一気に学院祭ムードに突入です。

 

各企画団体の公演予定表も完成しました。

変更される場合がございますので、当日企画場所にてご確認ください。

【1日目】のタイムテーブル

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【2日目】のタイムテーブル

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学院祭開催ページはこちら

 

学院祭パンフ表紙

↑ こちらは今年度学院祭パンフレットの表紙イラストです。

当日、受付で配布していますので、お手にとってご覧ください。

 

 

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