みなさん、お元気ですか?

志学会高校ではどんな授業が行われているのか紹介します!

本日は、社会のT先生の授業を再現してもらいたいと思います!

 


 

みなさんこんにちは! 本日は一緒に1年生で勉強する現代社会の授業をやってみましょう!

みなさんは「性別」には様々な種類があるのはご存じですか?

体の性別、心の性別。そして本日は、社会的・文化的に作られる性別や性差について考えてみたいと思います!

 

さっそくですが、みなさんには下の物語文を読んでもらいたいと思います!

 

とある病院のスミス先生はとても評判の良いお医者さんです。

ある日のことです。とある男性親子(お父さんとその息子である男の子)が交通事故に巻き込まれました。お父さんと男の子はそれぞれ別々の病院に搬送されることになりました。そして、スミス先生が男の子の手術をすることになったのです。

スミス先生は、救急車で運び込まれた男の子の顔を見ると青ざめて言いました。「私はこの手術はできない。だって、この子は私の息子ではないか!」と。

 

さて、問題です。スミス先生とこの親子はどんな関係でしょうか?

(ヒント! スミス先生はどんな人だと思いますか? 身長は? 年齢は? 性別は?)

 

↓ この下は答えと解説になっているので注意してください!

 

実は……

 

スミス先生は男の子のお母さんだったのです!

 

この文章は「お医者さんは男性、看護師さんは女性」というイメージを持っている人ほど答えが分かりにくい文章になっているんです。このイメージを心理学ではステレオタイプといいます。ほかには、「男性は仕事、女性は家事や育児」といった固定的な役割分担のイメージもステレオタイプ的だと言えます。

このように、みなさんの周りの雰囲気や歴史など、社会的・文化的に作られる性別や性差を『ジェンダー』といいます!

 

 

世の中には、女性のお医者さんもいるし、男性の看護師さんもいます。さらに、一生懸命にお仕事をする女性もいるし、一生懸命に育児や家事をする男性もいます。

現代は、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」という固定的な役割分担の考え方を見直し、ジェンダーにしばられない社会の実現が目指されています。

(志学会高校の生徒のみなさんは現代社会の教科書43ページを読んでみてくださいね!)

 

さらに、性別だけでなく、人種の差別や障がい者の差別も見直していくことが求められています。

 

これをきっかけに、みなさんも身の回りの『ジェンダー』に関することがらを探してみて、現代や未来の社会について考えてみましょう!

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