朝からあいにくの雨となってしまいました。今日から1泊2日で、モートン島へ旅行をします。野外での活動が予定されていたのですが、この雨のため十分に活動できませんでした。
ホテルから学校に向かい、ホストと待ち合わせをしました。今日は普段の登校時刻よりも早い集合でした。それでも、みな時間通りに集まってくれました。バスに乗車し、ブリスベンワーフへ向かいました。車中では、思い思いに過ごしました。バスに酔いやすいと言っていた人も薬を飲んだり、眠ったりして、何とか乗り切ることができました。
そして、高速フェリーでモートン島へ向かいました。雨模様で船外の景色が良く見えなかったのですが、それでも他の船とすれ違うとじっと見ている人もいました。本を読んでいる人もいました。中には、「ホストのお姉さんが、酔わないようにと、ゴムを使ってブレスレットを作るキットを持たせてくれたんだよ。」と話してくる人もいました。優しいお姉さんです。
11時20分には、モートン島に到着しました。すぐに昼食でした。ビュッフェでした。驚くほどにお皿にのせ、よく食べていました。
予定していた砂すべりは、天候のため中止。近くを散策しました。波打ち際歩きに出かけました。貝殻拾いができるかと思ったのですが、ほとんどありませんでした。きれいな肌色の砂が一面に広がっていました。みな打ち寄せてくる波を楽しんでいました。
この後、デザートサファリに出かけました。4WDの車に乗り、島の高台に上っていきました。周りにはうっそうとした木が生い茂っていました。木生シダもその一つです。なかなか見つけられないでいたのですが、ようやく見つけることができました。ところが、突然、あたり一面に砂が広がっているところに到着しました。遠目にはきれいな肌色の砂だったのですが、ところどころ、黒かったり、白かったり、灰色だったりといろいろな色の部分がありました。黒いところは、植物が腐ってできたところだそうです。砂漠と呼んでいましたが、ところによって、植物も生い茂っています。遠くには丘が見えました。「10分間で登りたい人はどうぞ。」と運転手さん。すると、聖徳の子供たちは、一斉に走って、走って、一番高いところを目指して行ました。特に上のほうは上りもきつかったのです。
すると、先に上っていた人からがんばれのコールが。そして、中の一人が先生と言って手を差し伸べてくれました。また、他の中にも同じように手を差し伸べていました。気持ちのいい行動です。上りきったところの向こうにはなだらかな下り坂が広がっていました。振り返って登ってきた道を見ると急な道でした。降ることができるかと思って下を見ていると、子供たちはすーっと走って下まで降りて行ってしまいました。
その後、海岸に並んでいる船の壊れたものを見に行きました。ここに置くことで、防波堤の代わりをしているようです。
サファリが終わりました。すると「先生、この後この車はどこに行くの?」もう終わりだよ。えっ、まだそんなに時間がたっていないよ。」「よく見てごらん。もう90分経ったよ。」「えッ」
17時から夕食を取りました。昼食べ過ぎた人は、そんなにいっぱい食べることができませんでした。
6時15分からイルカの餌付けです。餌付の仕方について説明を受けました。寒い中でしたが、子供たちは楽しみにしていました。私たちは、桟橋から様子を見ていました。岸には、イルカが10頭ほど集まっていました。係りの方の指示に従い餌やりが始まりました。海の中に入っていき、エサを持った手を水の中に入れていきます。するとイルカがすっとその餌を採りに来ました。持っていくときに大きな波をあげることもありました。イルカがぶつかってきたと言っている人もいました。岸から上がった子供たちは嬉々として様子を語ってくれました。

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