今年は国会議事堂の中の見学だけでなく、経済産業委員会と参議院本会議を模擬体験することができました。参議院別館にある、本会議場を模した立派な会場で、実際に議員として発言したり採決に参加したりして、法案が成立するまでの過程を体験しました。今日の議題は、「自動車リサイクル法案」です。

○○委員長「ただ今から経済産業委員会を開会します。」
○○副大臣「この法案の内容を説明します。第一に、自動車メーカーは、製造した自動車が使用済みになった場合は、カーエアコンのフロンガス、エアバッグ、自動車を粉々に砕いたゴミの三種類を引き取り、できるだけリサイクルしなければならないこととします。(後略)」
○○委員長「これから質疑を行います。質疑をしたい方は、手を挙げて、私が指名したら、発言してください。」
○○委員「メーカーに引き取らせる品目を三種類にしたのはなぜですか。」
○○委員「自動車ユーザーの支払うリサイクル料金は、だいたいどれくらいになるのですか。」
○○委員「自動車メーカーもリサイクル料金を負担するべきではないですか。」
○○委員「リサイクル料金を、自動車メーカーが自由に決められるようにしたのはなぜですか。」
○○委員長「これから採決を行います。賛成の方は、手を挙げてください。」

実際に行われた委員会の議事の通り台本ができていましたが、みんなしっかりと発言していました。このあと委員会の採決、本会議での採決と体験プログラムは進みました。

国会議事堂から江戸東京博物館の間、江戸東京博物館から東京駅の間は、車窓からの見学でした。「桜田門外の変」の舞台となった桜田門や、五街道の起点となった日本橋を通りました。

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