朝5時。子どもたちがホストファミリーの車で続々集まって来ました。あたりはまだ暗く、空には星が輝いていました。空を見上げると、オリオン座が日本で見るのとは上下逆さまの位置で輝いています。「冬の大三角」の明るい3つの星もはっきり観望することができました。
とうとうホストファミリーとの別れの時です。早朝で眠いのと、外の寒さ・暗さのせいでしょうか、子供たちの動きは、いつもと違っていました。心の中はどうだったのでしょうか。複雑な気持ちだったのではないかと思います。数日前に、「日本に早く帰りたいなぁ。」と言っていた子でさえ、「ホストファミリーと、もうちょっといてもよかったな。」と呟いていました。
ホストの家族一人一人とハグをしていました。「Keep in touch!」連絡を取り合いましょう!と約束して、バスに乗り込みました。
空港までの乗車時間は約2時間。ゆっくり休んで過ごしました。空港では、搭乗までたっぷり時間がありました。朝ごはんを食べたり、ちょっとしたおやつや最後のお土産を買ったりして過ごしました。インターナショナルのゲート前で、この10日間お世話をしてくださった方々に別れを告げました。子どもたちは口々に「日本にも今度遊びに来てね!!」と手を振っていました。
日本までの搭乗時間は約9時間。飛行機の中では、旅の思い出を振り返りながら、見学地や学校で印象に残っていることなどをしおりのページに書き込みました。普段はなかなか筆の進まない人も、筆がスラスラと進んでいました。バディーやホストファミリーとの別れが寂しかった、もっと一緒に居たかったと書いている子も多かったです。
午後8時ごろ、飛行機が成田空港に到着しました。子どもたちは家族に会うのが待ち遠しくて仕方がなかったようです。着陸の瞬間「やったー!!」と声をあげていた子もいました。また、「家族には会いたいけど、これからまた旅が始まるのならいいのに…。」と言っていたり、「時間を巻き戻して〜!」と言っていた子もいました。楽しい時間は本当にあっという間ですね。
ゲートにて、家族の方々のたくさんの笑顔に迎えられ、無事、国際交流の旅が終わりました。今朝はオーストラリアのホストファミリーとハグで別れ、今度は日本の家族とのハグです。帰国を喜び合っていました。校長先生もいらっしゃっていました。今夜はお土産話に花が咲くことでしょう!!新しいものと出会い、またそれと同時に、日本の良さも再確認できたのではないでしょうか。英語にも随分自信が持てるようになったことでしょう。この旅を通じて、ひと回りもふた回りも大きくなった子ども達です。
この後、まとめの活動があります。楽しかった大切な思い出・経験を胸に刻み、しっかりまとめていきたいと思います。

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