『論語』を楽しむ
淑徳論語塾の概要
『論 語』は難しい古典と思われがちですが、実は私たちの日常の中に溶け込んでいます。例えば「温故知新」という四字熟語は、「古きを温ねて新しきを知れば、以 て師と為るべし。」という『論語』の章句が出典になっています。書店・三省堂の「三省」、有隣堂の「有隣」も『論語』に由来します。
古来、日本人の身近にあって、その精神世界の根幹をなすものでした。私たちが生まれながらに持っている、思いやりの気持ち、慮り、
悲しみや困難を乗り越える力、志に向かって努力する精神力、豊かな情諸あるいは言い訳をしない潔さ等を、ゆっくりと確実に育んできました。『論語』の世界はとても魅力的です。授業では、まず漢文独特の美しいリズムを声に出して楽しみます。 体の奥に蓄積された名言・名句は、いつか必ず人生の支えとなり力となることでしょう。急い で成果を求めるのではなく、自分なりの価値観や精神世界を築くために、淑徳SCの皆さんと楽しく『論語』を読んでいきたいと思います。
安岡定子
第2回淑徳論語塾
5月28日 1時間目:中等部、2時間目:高等部 (各部生徒全員+教員)
『家族、ともだち、先生、先生……人間関係に悩んだときは』
前回は「論語」の現代世界での意義や価値を含めて、その全体像を分かり易くお話ししていただきました。これからは毎回、講義を受けた教師や生徒達の感想も含めた概要報告をさせて頂きます。さあ、第2回「淑徳論語塾」から「素読」をベースにした論語塾の始まりです!
■第2回目の詳細はここをクリックしてください。
