6月28日(月)午後5時20分過ぎ、菅生の東の空にきれいな虹のアーチが架かりました。
この日は午後から断続的に強い雨が降り、雨の降り方が弱まったその瞬間にシャッター
チャンスが訪れました。
空気中の微小な水滴に太陽の光が屈折・反射するとき、水滴がプリズムの役割を果たし
ます。そして太陽光が複数の光に分解されると、人には光の帯に見えます。これが虹の
正体です。ちょうど太陽と反対の方角に虹が架かることはご存じでしょう。よく見ると虹の
外側に色の配列が全く逆のもう1つの虹が見えます。明るい方の虹を主虹(しゅこう)、外
側の薄い虹を副虹(ふくこう)と呼び、条件が良ければ2つのアーチが見えます。今回は
主虹・副虹ともにきれいに見えました。
壮大な自然実験を間近に見たようでとても感動し、思わず画像として残してしまいました。
近くにいた生徒たちもクラブ活動を忘れ、アーチがゆっくりと空に溶け込むまでしばらく東
の空を眺めていました。