AED(自動対外式除細動器)の使用が民間に認められたのが2004年7月、これを受けて菅生高校
では2006年にAEDを設置しました。生徒の身の安全を確保するために必要だと考えたからです。
設置当時、教職員向けの講習を一度行っていますが、その後、新任の先生が増えたこともあり、再度
7月16日(金)に講習会を実施しました。
夏休み前の試験が終わり成績処理に忙しい時期ですが、多くの先生方が講習会に参加しました。講
師をしてくれたのは警備保障会社セコムの方。口頭、次にように話してくれました。「救急に通報した
あと重要なのが、倒れた人の意識確認です。ここで意識がなければ気道を確保して人工呼吸を2回、
その後、心臓マッサージを30回します。回数は目安です。その後、倒れて3分以内にAEDの音声ガ
イダンスに従ってAEDを動作させ、救急隊の到着を待ってください」統計によれば、3分以内にAED
を使うと8割以上の確率で蘇生出来るそうです。
講師の方が人体模型を使って丁寧に説明してくれたので、大変分かりやすい内容でした。日頃から
多くの生徒と接し、AEDの必要性が高いのが教育現場です。先生方は随所で質問しながら真剣な
眼差しで講習を受けていました。
講習会が終わってからも、人体模型を使って心臓マッサージを試みる先生方もいて、「けっこうコツが
いるな」と言った声が上がっていました。いざというときに役立つ知識・方法を先生方は常に身につけ
る必要があります。