毎年5月第1週は校外学習ウィークです。菅生高校ではまだ入学して間もない1年生は
群馬県の嬬恋にある東海大学研修センターで2泊3日の合宿研修。2年生は秋に行わ
れる修学旅行に向けて学校で事前研修を行い。3年生は日帰りで校外学習を行ってい
ます。今年の研修は5月11日に行われました。
今年の3年生は昨年に引き続き、浦安にあるディズニーリゾートに出かけました。目的は
「ミッキー」・「ミニー」に会うこと…もありますが、大きな目的は「おもてなしの心を育む」こ
とです。ここディズニーリゾートは「夢と魔法のくに」でおなじみの「ディズニーランド」・
「ディズニーシー」があることはご存知でしょう。世界中で親しまれるキャラクター「ミッキー・
ミニー」とその仲間たちが沢山のお客さまをお迎えし、誰でも笑顔になれる空間を作り出
す秘密を教えてもらいました。
ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドでは、お客さまを「ゲスト」、ゲストをお迎
えするスタッフを「キャスト」と呼んでいることを知っている方も多いでしょう。この考えは本
場米国のディズニーランドを作ったウォルトディズニーの精神を受け継いだものです。
ウォルトは親子で楽しめる夢の空間を作り出すため、最大のおもてなしをすることを常に
考えていたそうです。そこで日本のディズニーリゾートでは、例えば水飲み場を通常の高
さのものと、子どもや車椅子の人も使える低いものを一緒に設置しているそうです。また
園内にあるゴミ箱も園内のテーマに合わせて違った形のものを設置したり、通路の色や
形・配置など細かなことも計算して作っているそうです。また、園内にはそこかしこに隠れ
ミッキーの絵柄があしらわれ、心躍るしかけが随所にちりばめられています。
最大のおもてなしは笑顔で「ゲスト」の立場になって考えること。この精神をディズニーリ
ゾートで働く方は常に頭に入れていることを、研修では学びました。「ゲストが満足して園
を後にし、また来てもらえることが最大の喜びです」という言葉が印象的でした。
菅生の生徒はふだんから学校に来る保護者やお客さまに対して、しっかりとした挨拶が出
来るとお褒めの言葉をいただいています。しかし、この研修を通じて果たしてお客さまの立
場に立って挨拶ができているのか、心からの笑顔で挨拶ができているか再確認する良い機
会となりました。さあ、明日から生徒の挨拶の仕方が少しでも変わってくれば今回の研修
も実りあるものとなるわけですが。菅生高校へお越しの際には、ぜひあなたの目で確認し
てみてください。