3年生は進路を実現する学年です。特に付属推薦を希望する生徒は、5月から6月が
重要な月になります。というのもこの時期は、東海大学の付属推薦選考会が行われ、
6月初旬には内定者が決定するからです。志望理由書を提出した生徒は、この日をど
れだけ心待ちにしていたでしょう。今までの学校生活が報われる、きっとそんな気がし
たことでしょう。
6月6日(月)放課後、内定者ガイダンスが食堂2Fホールで行われました。冒頭、校長
先生が「内定をいただいたみなさん、おめでとうございます。これからは内定者という自
覚と責任を持って学校生活をおくってください」と言われました。推薦内定をもらってほっ
とした生徒も、この言葉を聞いて緊張感を漲らせていました。
続いて進路指導部主任が、これからの予定について話しました。保護者とともに出席す
る説明会(7月)、課題提出・論文作成(8月)、大学教授による面接指導(9月)、英検準
2級以上取得(10月)、学園総合試験受験(11月)、レポート課題提出(1月)、e-lear
ning(2月)など、ほぼ1ヶ月ごとに取り組むべき課題が目白押しにやってくることなどを
細かく説明してくださいました。そして、最後に「この時期に内定者を出すのは、内定決
定後の時間を使って大学生になるために必要な資質を身につけて欲しいからなのです。
従って授業や部活動はもちろん、学校で用意する課題をこなすだけで満足してはいけま
せん。進学する学科に関する文献を読む、資格にチャレンジするなど自分に足りないも
のを補う努力をしてください」という言葉で締めくくると、みんな自分の置かれた状況や
責任に思い至り、真剣な目でメモをとっていました。
内定した生徒は、今日のところは家族と喜びを分かち合います。でも明日からは、再度
身を引き締め、勉学に励むことになります。