昨年9月から本校に留学していたエステル・バスクルさんが、およそ1年間の留学期間を終えフランス
に帰国することになりました。エステルさんの3年4組ではお別れの会を開いて、エステルさんの帰国
を祝いました。
昨年9月、日本に来た彼女が最初に驚いたのは、通学時間のラッシュ。電車やバスが人でいっぱい
になり、身動きがとれなくなることにびっくりしたそうです。今でも人混みはなるべく避けたいと言って
いました。日本食にも慣れました。「うどん」がとてもおいしくて、フランスの両親に食べさせてあげたい
そうです。
フランスでは優秀な成績を修めると、次の学年に飛び級して勉強することができます。何人かはそうし
て早めに大学へ入学するそうで、エステルさんもその中の一人です。2年前、16歳で高校の学習範
囲を終え、その後は独学で英語などの語学を勉強してきたそうです。英語の先生によると、少しフラン
ス訛りがあるものの、彼女の英語力はかなり高いということです。日本語は日常会話ができるまでに
なり、小学校低学年で習う漢字も覚えました。漢字は携帯型ゲーム機で繰り返し練習したそうです。
これで3カ国語を操れるようになったと本人も満足げでした。
7月初旬に彼女の両親が来日し1週間ほど観光したあとフランスへ帰国する予定です。この1年でど
れだけ自分が成長できたか、ご両親にその姿を見せようと、エステルさんは最近、観光ガイドブックを
読み始めました。ガイド役を自らかってでることで、自分の成長したあかしとしたいそうです。両親をど
こへ案内したらよいか、クラスの生徒にいろいろ聞きながら計画を立てています。
詳細は… 菅生高校HP