吹奏楽部第25回定期演奏会が10月12日、府中の森芸術劇場大ホールで
行われました。
前売りチケットはすべて売り切れ、当日は午後3時の開場を待つ長い列がで
きました。東海大菅生の演奏を聴きたいという中学生のみなさんの姿もたくさ
ん見られました。
演奏会は3部構成。第1部は大曲・難曲のステージで、東京都高校コンクール
金賞の実力を存分に発揮しました。美しい旋律をたっぷりと響かせたマスカー
ニの曲、東京都吹奏楽コンクールで高く評価された難曲「エクストリーム・メイク
オーヴァー」など、幅広い表現力とたしかな技術に聴衆は魅了されました。吹奏
楽部で部活をしているというある中学生は、「すごいです。私もあんな演奏がで
きるようになりたいです」と話していました。
第2部・3年生のステージは音楽劇「ライオンキング」。ライオンやシマウマたちが
出てくると小さい子どもたちは大喜び。3年生の演技力はさすがでした。第3部は
ポップスステージ。ソロ奏者が大活躍。スィング感満点のステージでした。
そして演奏会のフィナーレは「スガオミックスⅣ」。「かっぽれ」「ねぷた」など各地の
民謡を取り入れて華やかに編曲したオリジナル曲。「かっぽれ隊」と呼ばれるダンス
チームが、曲に合わせてステージいっぱいに躍動感あふれる踊りを繰り広げると、
いっせいに「ブラボー」の声と大きな拍手が起こりました。アンコールの「空より高く」
では、あきらめない・くじけない気持ちを手話と合唱で表現。演奏会をしめくくりました。
3年生はこの演奏会を最後に、吹奏楽部を引退しました。「昨日よりは今日、今日
よりは明日」を合い言葉に続けてきた3年間。ウィーンでの演奏会、全日本管吹奏
楽コンクール銀賞、日本管楽合奏コンテスト最優秀グランプリなど、たくさんの記録
と思い出のつまったステージ。顧問の加島先生と陶先生から手渡された花を手に、
1、2年生に見守られながらひとりひとり思い出多いステージを下りて行く3年生に、
会場から暖かい拍手が送られました。
「みんなでひとつの音楽を作り上げてきた喜びと友情は、かけがえのない一生の思
い出です」と、部長・志村紘章君は3年間をふりかえりながら語りました。
詳しくは… 菅生高校HP