理系プロジェクト第4回土曜理系ゼミが10月24日(土)に開催されました。

今回は、初の試みで卒業生による講演です。

2005年度卒業の中村美穂(旧姓:田中)さんは、ニューハートワタナベ国際病院のオペ室で働く現役敏腕オペナースです。

医師によって遠隔操作される「ダビンチ」というオペロボットに、手術室でメスや鉗子などを取り付けるのが中村さんの仕事です。

2㎝四方の紙で見事に鶴を折るという神業の持ち主の「ダビンチ」。

その手術とはいったいどういうものなのか?疑問と期待で一杯であった生徒達の目は、実際のオペの様子を記録した映像に釘付けになりました。

次々に繰り広げられる映像も、男子を含めた全員が看護師志望ですからヘッチャラです。

そして、ロボット手術の最大の利点は患者さんの負担が少ないこと、という説明通り、心臓バイパス手術を受けた患者さんが、手術後3日で退院する姿に歓声がわきました。

後半は、大先輩の中村さんに一人1質問コーナー。在学中の様子や受験勉強、オペナースを志望した理由など各自の進路に直結した質疑ができました

中村さんは、前任の病院では、300種類もある手術器具を各医師の好みとタイミングに合わせてテキパキと手渡し、数多くの手術を成功に導きました。

その功績が認められ、現在の病院に引き抜かれ、最先端医療のもと、演題の「これからの看護師の姿」を体現するナースです。講演後は、憧れの中村さんを囲んで記念写真撮影となりました。

 

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次回の理系ゼミは、11月21日(土)、有名企業のサーマル・電子事業部門でご活躍された方による「Play Stationの冷却方式」についてのお話です。お楽しみに

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