翠陵生へ

地震から2週間が経とうとしています。
ついさっきまであたりまえだったこと、普通にしてきたことがそうでなくなることを実感しました。失ってから気づく大切さ、失ってからじゃなきゃ気づかない大切さ。普段の生活の大切さに気づきました。一瞬にしてすべてを失ってしまう怖さを改めて思い知らされました。
今、私たちにできること。
節電? 募金? 無駄に買い占めをしないこと?
考えればたくさんあります。ですが、私はやはり、人を思いやる心をもつことだと思います。
今私たちが、計画停電の影響を受けながらも、安心して暮らしていけるのは、私たちの見えないところで働いてくれている“人”がいるからです。壊れた物を直している人がいるからです。物は、勝手に動くのではなく、“人”が動かしているのです。
私にできることは、生徒会長として翠陵生の心を動かすこと、元気づけることです。
私たちは、困難のたびに協力してみんなで乗りこえてきました。
そんなあたたかい翠陵ファミリーの思いやりと団結力で、多少の不便に不満を抱くことなく、現状をしっかりと見つめ、受け入れ、明るく前向きに率先して進んでいきましょう。それが私たちの今できる一番大切なことです。

生徒会長より

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