2016理系プロジェクト第2回土曜理系ゼミが7月9日(土)に開催されました。

昨年実施して大好評であった、2005年度卒業生の中村美穂(旧姓:田中)さんによるお話です。

中村さんは、ニューハートワタナベ国際病院のオペ室で働く現役敏腕オペナースで、医師によって遠隔操作される「ダビンチ」というオペロボットに、手術室でメスや鉗子などを取り付ける仕事をしています。

2㎝四方の折紙で見事に鶴を折るという神業の持ち主のオペロボット「ダビンチ」。人の手によるものに勝るとも劣らないオペの映像に、生徒達の目は釘付けになりました。

ロボット手術の最大の利点は患者さんの負担が少ないということ。心臓バイパス手術を受けた患者さんが手術後3日で退院する姿を見つめる皆の顔には、退院を見送る看護師さんのような穏やかな笑みが浮かんでいました。

後半は、大先輩の中村さんに一人1質問コーナー。在学中の様子や受験勉強、オペナースを志望した理由など各自の進路に直結した質疑ができました。

 

中村さんは、前任の病院では、300種類もある手術器具を各医師の好みとタイミングに合わせてテキパキと手渡し、数多くの手術を成功に導きました。その功績が認められ、現在の病院に引き抜かれ、最先端医療のもと、演題の「これからの看護師の姿」を体現するナースです。講演後は、憧れの中村さんを囲んで記念写真撮影となりました。

 

次回の理系ゼミは、秋に予定しています。お楽しみに。

ページ
TOP