高校生対象の理系プロジェクト企画である土曜理系ゼミの第3回が開かれました。
今回は,広告代理店である株式会社博報堂から藤井遼氏をお招きしました。
専門は人工知能で,Googleでも働いた経験をお持ちです。
≪主な講演内容≫
・広告代理店で人工知能の研究員がなぜ必要なのか
・なぜ統計や確率が人工知能の研究に必要不可欠なのか
・対話理論の重要性(理系の知識だけでは成立しない)
他にも自然言語処理,機械学習,形態素解析,脳科学,統計力学,ディープラーニング,倫理,哲学など様々なキーワードが登場し,とてもホットな話題の人工知能について現場の研究者から詳しく分かりやすい話が聞けました。最後に,プログラムの技術,統計の知識,そして何より未来を創造する力が必要であるということで講演が終わりました。また,その後の質疑応答も大変盛り上がりました。
≪生徒の感想より≫
・人工知能=理系という考えを持っていたため,文系脳の必要性を知って驚いた。
・自分で思っていたより人工知能の深さが知れて良かったです。自分のやりたいことを大人になっても追いかけることの大切さが分かりました。
・今まで「この教科は受験にいらないから」などと言って手を抜いていることも多かったけれど,幅広い学問を学ぶことの大切さを知って,今後はもっと色々なことを学ぶ姿勢を持とうと強く思いました。