10月6日(土)に本校の女子サッカー部主催で横浜市の少女サッカーに属している110人の選手に対しサッカー教室が開かれました。顧問の先生からその様子を報告していただきましたのでご紹介いたします。
今から12、3年前、横浜市の少女サッカーをもっと活性化させたいという相談を持ち掛けられたことがありました。そこで、トーナメント戦では勝ち負けにこだわってしまい選手が伸びないためリーグ戦を実施したい、また、横浜市で一斉に全チームが集まる場がない、ということから横浜市少女リーグ(通称YGリーグ)が発足しました。
その選手たちが一同に介し翠陵女子サッカー部全員が指導者になりきりサッカー教室を実施することが今回のサッカー教室のスタートでした。
今回は、高学年(小学5・6年生)が80名弱、低学年(小学1年~4年)までが40名強、そしてキーパーが7名という多くの人数が集まり、短い時間ではありましたがサッカー教室を実施しました。
このように現役の選手が指導者役になるということは、本校の女子サッカー部員にとっても非常に有意義なことです。まず小学生相手に分かり易く伝える「論理性」が鍛えられます。昨今、社会人の若い人でも論理的に喋ることができていないことが叫ばれている中、このような機会は非常に「論理性」とは何かを考えさせられるきっかけになります。
また、多くの選手たちになるべく待ち時間を作らせず、プレーする時間を与えるという「段取り」や「人を動かすこと」を必然的に考えなければならない機会にもなります。さらに自分自身のサッカーの理解にもつながります。
我々翠陵サッカー部スタッフはサッカーを通して「人間力を磨く」ことを掲げておりますが、こうした実践の場というものはまさに選手たちに考える大きなきっかけと考えております。
12年続き、干支で言うとようやく一回りした企画をご報告しましたが、今後も選手たちと共に「考える」きっかけを作っていきたいと考えております。