中学3年生は「労作」の授業の一環として、ひまわりを植えました。
5月上旬、畑に種をまき、自分の名前を付けて大切に手入れをしています。
実はこの「ひまわり」、純心の創立者の江角ヤス先生ととても関係が深い植物です。
江角ヤスは、1899(明治32)年、大自然に囲まれた島根県出雲の簸川(ひかわ)平野で生まれました。勉強好きのヤスは、様々なものに興味を示しましたが、特に野の花のしくみに興味を持つようになりました。
ある夏のこと、庭のひまわりの花の種の並び方が美しい規則をもっていることに気付いたのです。
この規則が、「フィボナッチ数列」と言われているものです。
<純心の畑で、夏を前にぐんぐんと成長している ひまわり(手前)>
労作科のシスター本木は、次のように語ります。
「夏の盛りに、ひまわりは満開になります。
満開の時はもちろん、種ができている状況も“フィボナッチ数列”ととても関係が深いのです。
花の観察・種の観察を生徒たちと行って、冬になって種が落ちたら、
ツルを使って小鳥の巣箱を作り、種をえさにあげたいと思っています」
また、シスター本木は嬉しそうに続けました。
「今年卒業した生徒の中に、自然の中に見られるフィボナッチ数列に大変興味を持って、
大学で数学を学びたいと言った生徒がいました。
江角先生も大学で数学を学ばれたので、頑張ってほしいと思います。」
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