8月25日木曜日、デザイン美術コースの1年生、2年生、3年生合同で千葉県にある美術館へ校外学習に出かけました。

今回の千葉校外学習では、多くの美術館施設がコロナ感染症対策の為、入館の人数の制限がかかり、2コースに分け、それぞれの美術館へ出かけることになりました。

佐倉市立美術館には、イラストレーター安西水丸さんの作品が展示されており、佐倉市立美術館には、常設展示室にある深沢幸雄のガラス絵展の他に、絵本作家ミロコマチコさんの展示がありました。

ホキ美術館は『写実画』が多く展示されている美術館であり、デッサンを勉強、また、油絵に挑戦した生徒たちにとっては本当に刺激的な体験だったと思います。写実画は写真以上にリアルともいえる絵画のジャンルです。よく眼を凝らさなければ筆のタッチを確認できないほど、鮮明な絵画が沢山並んでいました。作者の思う自然の美しさを完全に額の中に捉えて永久に保存するような、まるで絵画が窓の様に思えるような、そんな神秘的な人間業を痛感しました。よく鑑賞してみると、そこには、作者の見たいもの、伝えたいことのこだわりが贅沢すぎるほどに描かれていました。

デッサンを学ぶことはもちろん大切な事ですが、その先で忘れてはいけない美術を愛する人の誰もが秘めている独自性とは何か、を考えさせられた良い機会だったと思います。また、車で行かなければ中々足を運ぶ事の出来ない美術館のため、貴重な経験であっただろうと、生徒たちの表情から感じました。今回も様々な芸術表現の作品を鑑賞し、この体験を次なる課題や後の制作に活かして貰いたいです。

 

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