ごきげんよう。3月3日の卒業式でお話する予定でした、91期生に送る在校生代表の言葉を掲載します。

 

青く澄んだ空から柔らかい光が降り注ぎ、大地が暖かくなり、草木は萌え、桜のつぼみが膨らむ今日の良き日。三年生の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

今、皆様は瀧野川女子学園での3年間をどのように振り返っていらっしゃいますか。多くの人との出会いの中で貴重な体験をし、十人十色の思い出を築き上げてこられたことと思います。常に私たち後輩の前を歩き、お手本となってくださった先輩方の背中は、私たちにかけがえのないものを残してくださいました。特に印象に残っているのは、クラブ活動でのご活躍です。先輩方は常に私たちの先頭に立って、リーダーシップを発揮してくださいました。日々の練習を通して、机の上の勉強だけでは得ることができないものを教えていただきました。クラブ活動で鍛えられた精神力や忍耐力は、これからの人生の中で必ず生きてくることと思います。

今、こうして振り返ってみますと、先輩方は常に私たちの目標であり、心の支えでもありました。そんな先輩方が、努力してこられた姿を、私たちはずっと見てきました。創立者、山口さとる先生の思いでもあり、校訓でもある「剛く、正しく、明るく」をもとに、先輩たちが築き上げてこられた伝統を私たちが受け継いでいきます。

先輩方は私たちに多くの財産を残し、今新たな場所へと旅立たれようとしています。これから先輩方はそれぞれ違った道を歩み、それぞれの世界でさらにご活躍することでしょう。私たちも先輩方をお手本に切磋琢磨し、悔いのない学園生活を送りたいと思います。

在校生一同、より良い瀧野川女子学園にしていきますので、どうか見守っていてください。卒業後も何かの折には学校へいらっしゃってください。先輩方の活き活きとした姿は、私たちの将来への励みとなります。先輩方のこれからのご活躍を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。

ページ
TOP