ごきげんよう。

本日は、創造性教育の全体発表会が行われました。
この記事では第1部の模様をお伝えします!

そもそも瀧野川女子学園の創造性教育とはどういうものかと言うと、新しい価値を生み出す「創造性」と、それを社会へ還元していく「起業家精神」を育成するというもの。

創造性教育では、様々なプロジェクト型学習を通じて、新しい物事を創り出し、多くの人と共に事業を立ち上げ、世の中に送り出していけるようにトレーニングをします。
また、クラスメイトと様々なことに取り組みながら、チームで共に働くためのコミュニケーション能力も身につけます。

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では、お待たせいたしました。発表の模様に参りましょう!
トップバッターは中高一貫コース2年生「理想の街を創ろう〜Happy Green City〜」です。
身近な「街」をテーマに、誰かにとっての「理想の街」を創り出します。


中高一貫コース2年生
「理想の街を創ろう〜Happy Green City〜」

クラスメイトとブレインストーミングを行い、フィールドワークも実施。理想を形にするために、ジオラマを作成しました。
ブレインストーミングの結果、“自然”“幸せ”といったワードにたどり着いた2年生。
製作したジオラマには、「海エリア」や「自然エリア」といった“自然”を具体的に表現したものだけでなく、「洋館エリア」や「遊園地エリア」など、楽しめる場所も。
また“幸せ”を感じるためにはみんなが安心・安全な暮らしがおくれる必要があるということから、「住宅エリア」には大きな病院も建てられていました。

 


ヘッドマイクを装着し、手元のiPadを操作し発表
要所々々でレーザーポインタも使います

「イメージを形にするのは大変だったけれど、できあがった時はすごく達成感があった」と振り返っていました。

 

次は、中高一貫コース3年生による「大道芸ロボットを創ろう〜かめ子とのっ子」です。
中学から必修の「情報」の授業と共に、子どもたちを喜ばせるエンターテインメントロボット創りに挑戦しました。


中高一貫コース3年生
「大道芸ロボットを創ろう〜かめ子とのっ子」

いかにして見る人・子どもたちを喜ばせられるかーーそこにエンターテインメントロボット創りのテーマがあります。
創り出すロボットでどんなことができたら喜んでもらえるのか考えた結果、「意外性のある動きをすれば、面白いのではないか」ということにたどり着いたという3年生。

基本機能となる、
「会話(Bluetoothを活用)」
「宝箱(甲羅の中に大事な者が入れられる)」
「甲羅の着せ替え(あかつき祭で募集したデザインを採用)」に加えて、
かめ子には「走る」、のっ子には「転ぶ」(!)という機能が作られました。
「走る」は単に前に進むだけでなく、サーボモーターを使うことで動きを強化したそうです。


かめ子には「走る」、のっ子は「転ぶ」といった
それぞれ特徴となる機能が

実はこのエンターテインメントロボット創り、例年ロボットコンテストに出場してきましたが、昨年度はコロナの影響で中止に。今日の発表では、そこで流すはずだったショートムービーも上映されました。
ロボットだけでなく、発表自体もエンタメに富んだものでした。

 

続いては、中高一貫コース中学課程修了研究発表です。
最初は、4年生のYさんによる「出汁の秘密」です。


中学課程修了研究発表「出汁の秘密」

頭痛が酷く、そのせいで気分が落ち込んでしまい、なかなかクラスにも馴染めなかったというYさん。
お母様の勧めで「出汁」を飲み始めたところ、頭痛が和らぎ、気持ちも前向きになりクラスメイトとのコミュニケーションも取れるようになったことが、「出汁」について研究するきっかけだったそうです。
発表では出汁について、その成分や基本五味、また日本や西洋・アジアの出汁の違いについて調べたことが述べられました。


基本五味について
(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)

調べるだけでなく、「出汁」についてのアンケートも実施。周りの人たちが抱いている「出汁」についてのイメージや、どんな風に出汁を摂取しているかなどについて聞きました。

結果は「出汁は体に良さそう」というプラスのイメージが96%と高く、また、取り入れ方で多かったのは「お味噌汁や煮物に出汁を用いる」というものだったそうです。
その結果にYさんは、「出汁は脇役だと思われがちだけど、主役になれる!」「出汁をそのまま飲んで欲しい!」と感じたんだとか。発表では、もっともっと出汁を手軽に取れるように、簡単なレシピも紹介されました(そのレシピはYさん手作りの、オリジナル動画で紹介されました)。

 

第1部最後は、中高一貫コース中学課程修了研究発表
4年生のYさんによる「味覚の違い」です。


中学課程修了研究発表「味覚の違い」

調べるきっかけになったのは、「好き嫌いには個人差があるが、それは年齢や遺伝的なものなのか? どうして人によって好き嫌いが異なるのか?」と、疑問に思ったことだといいます。


味を感知する、味蕾(みらい)についての解説

そもそも味を感知するのは、舌にある「味蕾(みらい)」という小さな突起物。その味蕾の数によって、感じる味の度合いが変わってくるそうです。
また、味蕾は子どもから大人になるにつれて数が減少していくんだとか。つまり、子どもの頃の方が味蕾が多いため、味により敏感だということ。
「子どもの頃は苦手だったけど、大人になったら食べられるようになった」というのは、味蕾の数の減少が関係しているそうです。(大人の私としては、ちょっと切ない事実・・・)

発表では、味蕾による味の感知の仕方だけでなく、遺伝的・環境的要因による好き嫌いのメカニズムについても述べられました。
第1部はここまで!
中学生の発表は映像などが随所に盛り込まれていて、聞く人を引き込むものでした。

このあとは第2部です。お楽しみに!

 

〜受験生へご案内〜

【校内見学会】対象:小学1年生〜中学3年生
○開催日時:4月24日(土)13:30〜15:20
○内容:本校生徒が個別に校内をご案内!学校施設だけでなく、生徒のクラブ活動の様子をご見学いただけます。
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

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