ごきげんよう。
本学園の理事であり、創造性教育のアドバイザーである廣瀬茂男先生に、工学の魅力について取材しました。
東京工業大学名誉教授であり、株式会社ハイボットの会長を務められる廣瀬先生。今年新設された「危険環境ロボティクス(HERO)研究所」の所長として、人が立ち入れない環境での問題を解決するためのロボット開発に尽力されています。
HERO研究所での取材の様子(左から:廣瀬理事、山口副校長)
取材の中で、「頭で考えることだけでなく、体を使って学ぶこともある。実践的に手を使うことが大切である」とお話がありました。
実際、廣瀬先生が小学生の頃は、時計など身近にあるものを好奇心から分解していたとのこと。それに対して親に怒られたことはなく、興味関心を伸ばすことができたそうです。
廣瀬先生が開発した代表的なロボットは「ヘビ型ロボット」。それまで解明されていなかったヘビの前進運動をロボットで証明したことで、まだ世の中でできなかったことをロボットで実現したのです。
「サイエンスは解明していく学問。解明して、人が使えるようにするのが工学のおもしろさ」
実社会の様々な問題をかかえた世界中の企業の方が、廣瀬先生を訪ねてきます。その問題を解決に導くため、工学では共同研究が多く、その研究には大学の学生も参加します。工学の学生はそのような実践的な経験を積んでいくため、就職に強いと言います。また、海外との共同研究があることからも分かるように、国際的に活躍できる分野でもあります。
「好きなことにこんなにも打ち込める学問は他にない」
廣瀬先生に「勉強とは何か」伺いました。
「よく見て、よく聞いて、分かって、忘れないこと。工学はさらにその先に“新しくつくる”が繋がる」
新しいものをつくり、社会に出すには起業が一番。起業は決して経済や経営の分野ではなく、世の中が必要として、まだ存在しないものを創り出すことから始まる。だから、工学と起業は近いところにあると考えられます。
「工学のおもしろさは、誰も知らなかった世界を見えるようにすること」
瀧野川女子学園で行う「創造性教育」はこのような工学的アプローチで、「創造性」と「起業家精神」を育み、これからの社会で活躍する女性を育てます。
今回の廣瀬先生への取材記事は、inter-edu学校連載記事第3回として来月公開予定です。
〜受験生へご案内〜
【あかつき祭】対象:小学3年生〜中学3年生
○開催日時:9月26日(土)、27日(日)9:00〜
○生徒たちのアイディア溢れる楽しい模擬店やパフォーマンスのほか、受験生向けの個別相談ブースのご用意もございます。
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。
詳しくはこちらのページをご確認ください。
【中高一貫入試チャレンジ】対象:小学6年生
○開催日時:10月3日(土)13:30〜
○内容:入試チャレンジ(2科もしくは4科)、保護者対象学校説明会
○感染症対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。
○10月10日(土)の解説会も併せてのご予約をおすすめいたします。
詳しくはこちらのページをご確認ください。
【高等学校説明会】対象:中学1〜3年生
・開催日時:10月10日(土) 13:30〜15:00、15:00〜16:30、16:30〜18:00
・内容:全体説明会、授業体験、個別相談会
・コロナ対策のため、人数制限を行なっております。要予約となります。
詳しくはこちらのページをご確認ください。