ごきげんよう。カナダ語学研修最後の1週間が始まりました。今日は、高校1年進学コースのYさんにインタビューしました。
このカナダ語学研修に参加した理由を教えてください。
Yさん:自分のスキルを増やして、自分の将来の夢に少しでも近づけるようにするために参加を決めました。私のやりたい仕事は、これからもどんどん外国の方が増えて、英語以外の言語も必要となるものです。そのため、今のうちに基本となる英語を勉強しておきたいと思いました。
また、自分の内気な性格を少しでも明るくしたいと思い、良い意味で楽観的な思考を持つ外国に来て、自立した生活を送ってみたいと思ったからです。
語学研修に参加する前は不安などがありましたか。
Yさん:とても不安でした。英語があまり上手ではないので、自分一人だけで知らない家庭に滞在するのはとても怖かったです。自分の知っている単語だけで会話ができるのか、バンクーバーで日本のような生活ができるのか、ホストファミリーと打ち解けられるのかが心配でした。しかし、いざ来てみると、ホストファミリーはとても優しく接してくださいました。バンクーバーの生活も、慣れるまでは落ち着きませんでしたが、今ではとても慣れてきて、一人で買い物に挑戦できるまでになりました。
ホストファミリーはどのような方々ですか。
Yさん:家族構成は、ホストマザー、13歳のホストシスター、10歳のホストブラザー、そしてホストマザーの叔父さんです。
私のホストファミリーは映画が大好きで、夕食が早く終わった日や休日には、アベンジャーズなどのアクション映画やSF映画を見ています。また、パズルも好きで、家族全員で1つの大きなパズルをしました。
私のホストファミリーはとても仲が良く、いつも笑顔を絶やさない家庭です。ホストマザーのご両親もよく遊びに来られるので、家族仲がとてもいいです。
ホストファミリー宅ではどんなご飯を食べていますか。
Yさん:ミートソーススパゲッティやチキン、ステーキなど、毎日必ずお肉が出てきます。うどんを作ってくれた日もあります。
そういえば、この前お寿司屋さんに連れて行っていただきました!ファミリーレストランのような雰囲気のお寿司屋さんです。やっぱり日本とは少し違うお寿司でした。日本のお寿司は、酢飯にお刺身をのせたものと軍艦巻きが主ですが、バンクーバーのお店は軍艦巻きがほとんどです。軍艦巻きの具材も、ニンジンやアボガドなどの野菜を包んでいるものが多かったです。また、日本のお寿司は基本的に一口で食べられるものがほとんどですが、こちらのお寿司は具材が多いので、一口で食べるのはとても大変です。
ホストファミリーがとても箸づかいが上手なのでびっくりしました。後で聞くと、サマータイム期間によく日本や韓国に旅行に行っているのだと言っていて、驚いたけど、感激しました。
語学学校の授業や先生方はどうですか。
Yさん:私のクラスの授業は、まず基本的な文法や会話を学びます。日本の授業とは違い、すべて英語なので、少し難しい部分もありました。でも理解できると楽しいし、嬉しいです。
初日や最初の週は緊張していてあまり話しかけたり、質問することができませんでした。しかし、今では何かわからないことがあると、自分から進んで先生や友達、他の国のクラスメイトに聞いています。最近では、席も日本人ばかりで固まるのではなく、他の国の人と一緒に座ろうと意識しています。私のクラスには、日本以外に、ブラジルとポルトガルの方が多いです。授業はグループワークが多いので、カナダにいながら他の色々な国のことを知れ、国際交流ができるのが面白いです。
先生は、私の数少ないボキャブラリーとジェスチャーから言いたいことを理解し、正しいものに導いてくれます。その度に自分のボキャブラリーや表現の幅が広がっていき、新しいことを覚えられていると実感します。先生は質問しても恥ずかしくないような環境を作ってくださっていて、ブレイクタイムのレクリエーションに誘ってくれたりしました。
ブレイクタイムのレクリエーションとは、どのようなことをしましたか。
Yさん:一番印象に残っているのは、初日に行った英語のなぞなぞと、単語当てゲームです。なぞなぞももちろん英語で行うので、問題の意味を理解しなくてはならないのですが、単語や答えがどうしてもわからない時は、近くにいる先生に聞くとわかりやすく教えてくれます。
単語当てゲームは、友達の背中に貼られた紙に書いてある単語を、その友達にヒントだけを伝えて何が書いてあるのかを当ててもらうゲームです。伝えるのは難しかったですが、正解するとポテトチップスがもらえるので、みんな参加していました(笑)ヒントを与える側も、英語で説明しなくてはいけないので、わかりやすい英語で伝えなくてはいけないし、答える側もその単語について知らなくてはいけないので、とても難しかったです。
バンクーバーの好きなところを教えてください。
Yさん:バンクーバーはとても親切な街だと思います。観光客が多いせいか、慣れない英語での会話や注文でも、イライラせずにきちんと対応してくれます。私がスーパーに行った際も、皆さん明るくて話しやすかったです。
また、芸術的なものが多く、バンクーバー空港には謎の置物があったり、街にも不思議な壁画があったりなど、とても芸術的です。
学校のあるイエールタウン。日本の傘がたくさん飾られていて綺麗です。 |
最後にこのカナダ語学研修の目標を教えてください。
Yさん:目標は3つあります。まずは、リスニングやスピーキングができるようになることです。そのために、なるべく日本人以外の人と話すようにしています。
次に、異国の文化に触れ、自分の固定概念を払拭することです。他の国から来たクラスメイトに、国のことを様々なことを質問すると、会話が弾んで楽しく話すことができます。
最後の目標は、家族のありがたみを改めて知ることです。一人で起きるなどの基本的なことですが、家族と離れて生活することで、ありがたみがわかるようになりました。
ホストファミリーとYさん。とても仲良しです! |