「はやぶさ2のカプセル帰還」
このニュースを簡単にまとめると、以下のような要約になりますでしょうか。
日本の探査機「はやぶさ2」は、「リュウグウ」への2度の着陸に成功し、12月5日(土)、6年50億㎞の旅を経て小惑星「リュウグウ」の砂が入っているとみられるカプセルを地球に向けて切り離した。カプセルは12月6日(日)未明に地球に帰還し、オーストラリア南部の砂漠で回収された。はやぶさ2は、新たな任務への旅、地球と火星の間を回る約10分に1回自転している次なる小惑星へと向かった。100億㎞を飛んで2031年に到着する見通し。
小惑星「リュウグウ」は、
・地球や火星の軌道付近を回る
・直径が1㎞に満たない惑星である
・初代はやぶさが探査した小惑星(「イトカワ」)より窒素や炭素が豊富である
・C型小惑星といわれ炭素系物質を主な成分としている
・太陽系誕生初期(46億年前)の物質が地下に眠っているとみられている
・岩だらけである
・約7,5時間で自転している
…などの特徴があるようです。
はやぶさ2は、人工クレーターの作製に加え、小惑星「リュウグウ」へ2度の着陸にも成功しました。カプセルが回収されたことで物質の回収方法が確立されたことになります。今後は、採取された試料の分析が進められます。太古の地球は小惑星の衝突により有機物や水がもたらされ生命や海水の材料になったと考えられており、その謎が解き明かされるのかも知れないと期待されているわけです。はやぶさ2が向かった新たな小惑星は直径が30mほどなそうです。
では、「偉業」を達成した背景にあるものは、何だったのでしょうか?
奇跡の生還といわれた初代はやぶさからの学び直し(課題解決力)でしょうか。「創造力(メタ認知力)」「スタッフの段取り力(計画性やシミュレーション力)」「スタッフの技術力や日本のモノづくり力」もその一因でしょうか。そしてやはり、未知なるものへの挑戦や探求心!……
「はやぶさ2のカプセル帰還」のニュースには興味をそそられますし、とても明るいニュースでしたね。
…みんなで登山