こんにちは。

先日、高校3年生の卒業研修として、劇団四季のミュージカル『アラジン』を観に行きました。

1992年公開のディズニーアニメ映画「アラジン」を基にしたミュージカルで、原作映画に忠実な演出や表現で展開される物語に圧倒されました。

ミュージカルということもあり、初めは拒否感があった人もいたようですが、開幕の「アラビアン・ナイト」後の拍手で、全員がアラジンの世界に一気に引き込まれたのを感じました。

特に、ランプの魔人ことジーニーを演じる瀧山久志さんの重圧感とハリのある響きをもった歌唱、原作ジーニーさながらの声の切り替えを駆使した演技に心を奪われた人が多かったようです。

またアラジン役の厂原時也さん、ジャスミン役の平田愛咲さんの透き通るユニゾンで紡がれた「ア ホール ニュー ワールド」では、みどころである魔法の絨毯も登場しました。二人をのせて夜空を颯爽と飛ぶ絨毯は、ほんとうに魔法がかけられているようでした。

 

ダンスシーンはしっとりとした優雅なものから、煌びやかな衣装をなびかせる殺陣やタップダンスといった勢いのあるものまで幅広く、振り付けも印象的でした。

衣装といえば、ひとつひとつが華々しい貴族も、特徴的なアラビアの民族衣装もすべて細部まで丁寧につくられており、とてもきれいでした。早着替えも多く、特にアラジンがアリ王子となるシーンと、ジャファーが国王となるシーンなどはかなり素早く、ジーニーの魔法の演出がすごく工夫されているのだな、と思いました。

誰もが知っているような物語が、最新の技術と素晴らしい演者によって作られることでこんなにも魅せられる舞台になるのだな、感動しました。

高校生としての締めくくりの時期にこの作品を観られたこと、そこで感じたものを忘れないようにそれぞれの進路を歩んでいければいいな、と思います。

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