8月15日。「終戦の日」でしたね。今年、76年目を迎えました。広島平和記念公園の「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」の台座には次の歌が刻まれています。

『太き骨は先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり』 正田篠枝(1910~1965)

突然の惨状の中、わけもわからず先生に寄りすがる児童たち、被爆した身であることもわからずに目の前の子どもたちをどうすることもできなかった教師の無念な思い。

(なお、「太き骨」は元々「大き骨」の指摘、「あたま」は「あまた」の誤植の指摘あり)

いつも思い出すのは高3の夏。担任の先生がふるえた、か細い声で歌ってくださった『ああ、許すまじ、原爆を』。
大したことはできないけれど、せめていただいた思いだけでも忘れずに残していきたいと思います。

コロナ禍の中、停滞前線による豪雨が続いています。この日の気温は20度まで届いていません。皆さま、くれぐれもご自愛ください。

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」(原爆死没者慰霊碑)

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