今から93年前の昭和5年5月17日、
「人の幸せは女性の手に託されている」
との理念のもと、この文京・大塚の地に、幼稚園と保姆養成所がつくられ、「貞静学園」と名付けました。
 
貞静学園は、高橋満喜先生によってつくられました。
高橋満喜先生は、師範学校、高等師範学校卒業後、山形女子師範学校、母校である東京女子高等師範学校で教鞭をとられます。
その後、岡山県にある倉敷紡績株式会社で枢要な地位に就任し、大正14年5月から1年間にわたり、ヨーロッパ諸国の教育事情、社会情勢等を視察・研究され、帰国後直ちに本学園の学園創設を遂げられました。
 
校名「貞静学園」は、高橋満喜先生の母校である東京女子高等師範の恩師、漢学者の簡野道明先生によって名付けられました。
 
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「貞静」とは、「誠実で、志が固い」という意味があります。
貞静学園の菊水の校章は、兵庫県神戸市にある湊川神社から拝領し、薫り高い菊の花が清らかな水の流れに浮かび、気品ある形となって輝いています。
 
昭和16年に初代理事長となられた髙橋満喜先生の教えは、建学の精神「至誠(まごころこめて)和敬(和やかな心で敬い合い)慈愛(思いやりの愛を込める)」の心と、努力目標「明朗(明るく)愛和(仲良く)喜働(喜んで働く)」の精神に支えられ、現在の「貞静学園」があります。
 
この貞静学園で学ぶことの誇りを持ってください。
今日は、貞静学園の誕生日であり、初代理事長 高橋満喜先生の誕生日でもあります。
私たち教職員も、皆さんとともに「チーム貞静」が一丸となって、貞静学園の益々の発展に全力で取り組んでまいります。

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