二学期が始まり、半月が経ちましたが、未だに真夏日、熱帯夜が続いており、史上最も暑い夏の終わりを心待ちにするばかりです。
貞静学園の生徒たちは二学期の良いスタートを切ることができ、一週間後に控える文化祭「貞静ひなづる祭」に向けて全校一丸となって準備を進めています。
 
現在の文化祭に通じる文化的行事は、江戸時代の寺子屋や手習塾において、子どもたちの書道の成果を地域の人々に見てもらう「席書会」などに見られます。
学校制度が整った明治時代の初めから、児童の習字や作文、図画などを展示したり、理科の実験会をする「教育展覧会」が「席書会」を引き継ぐ形で開催されました。
また、各小学校の代表が試験で競い合う「比較試験」「学業競技会」「集合試験」などの名称で行われ、明治時代終わりころから「学芸会」という名称で広まりました。
大正時代になると、教師中心の画一的な教育を批判し、子ども中心の教育を目指した「新教育運動」や「自由教育運動」と呼ばれる実践が盛んとなります。
1921年、「自由教育運動」を進めていた東京府立第五中学校(現東京都立小石川中等教育学校)初代校長 伊藤長七が、生徒たちの創作活動や研究活動である絵画、写真、文集、彫刻、電信機、汽車模型、測量結果、稲の変種やトウモロコシの遺伝など一年間の研究や創作活動の成果を発表する「創作展覧会」を開催し、3000人以上の来場がありました。
この「創作展覧会」が日本最古の「文化祭」と言われています。
戦後、生徒主体で企画、実施する文化行事として「文化祭」いう名称で行われ現在に至っています。
 
今年度の「貞静ひなづる祭」は、久しぶりに制限のない形で実施できます。
コンセプトは、『彩(いろどり)』
色とりどり、いろいろな個性であふれる、私たちにしかできない文化祭を作ろう!
です。
 
「貞静ひなづる祭」を企画、準備、実施を通して、学園の生徒同士の絆が深まり、同じ目標に向かって力を合わせることのよさを実感し、計画的に物事を進める大切さを学び、リーダーシップも磨いてほしいと思っています。
楽しみです。
 
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