高三の芸術Bの授業で学校より徒歩20分の六本木ヒルズにある森美術館で開催されている「マシン・ラブ」展に行ってきました。そして展覧会を鑑賞した翌週の授業では美術館の方とオンラインでつながり、心に残った作品について話し合ったり、作品について解説していただきました。以下生徒の感想です。

(展覧会鑑賞後の感想)
AIやゲームとはどのような感じでアートにできるのか初めは不思議でした。しかし、数々の作品を見てすごく納得しました。単純に絵をコンピュータで描くのではないことにもはじめの概念を壊されました。動画作品においては1回鑑賞しただけでは分からないようなことが沢山ありました。自分の想像を膨らませてこれはこんなことを表現したかったのかなど思っていたよりも頭を使ったことも今までの芸術概念覆しました。美術館に行ってもいつもはすぐ見終えてしまうけれど今回は今までにないぐらい考えて見たことによって新たに美術を観ることの面白さを感じることが出来ました!!

全体的に現代社会で起きている問題や不条理、コロナ禍を経て得られた芸術に目を向けた作品が多いと感じた。音楽、美術、AIが融合するとこんなにも壮大であり繊細な作品が生まれるのだと人間の持つ想像力と感受性に改めて気付かされた。限られた時間の中で作者が作品に込めた真意を完全には理解できなかったものの、自分ではなかなか行かないような展示会に足を運ぶことができ、作品から社会問題に目を向ける1つのきっかけになった。

(作品についての話し合い後の感想)
同じ作品でも人によって真逆の考え方があって作者の伝えたいことがうまく伝わることもあるし、伝えたい以上のことが伝わることもあるなと感じた。

最初は考えがまとまらなく曖昧だったが、考えを書き出してみると新たな視点や物語が浮かんできて、自分の中で納得ができたので、作者の意図と一致していなかったとしても、しっかりと作品を解釈することができたので満足感があった。

作者の制作過程や経験と私たちが生きている中でそれぞれが興味を持っていることやインスピレーションをうけているものの融合で作品の視点が多様になっていると思いました。そして美術館に行った時に得られなかった作品について深く考えて、より深く客観的にも見るという経験を今回できたことで、アートは二度、三度と楽しむことができ、人の価値観を豊かにしてくれると思いました。

 

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