【ユネスコスクール担当教員より】
5月17日(金)に生徒のソーラーパネル委員会第1回目が開かれ、夏休み中にソーラーパネルが設置されました。設置に向け、取付事業者である東京ガス・ヒナタオソーラー様と連携して、生徒とともにエネルギーについて考える機会を設けました。エネルギーやSDGs(持続可能な開発目標)に関心のある生徒を委員として募り、ソーラーパネルの設置および設置後の啓発活動について、生徒の目線からさまざまなアイデアを提供する、などの活動をしています。
先日は東京ガス・ヒナタオソーラーのご担当者をお招きし、①脱炭素社会について(脱炭素社会の背景、再生可能エネルギーについて、SDGsについて)、②太陽光パネルの仕組み、③ヒナタオソーラーについて(PPA)、 ④本校への提案内容および施工スケジュール(案)の説明を伺いました。本校で設置予定のソーラーパネルと同じ素材の実物にも触れることができ、委員の関心が高まりました。
その後、本校校長と東京ガス・ヒナタオソーラーのご担当者による契約の締結・調印の場に同席いたしました。公民の授業で「契約」について学んできていても、契約書や調印について見たことのある生徒は少なく、契約書や調印の様子をまじまじと捉えていました。一日の大半を過ごす学校という場において、自分事としてエネルギーについて考える機会になったとともに、社会や企業とかかわることができる貴重な機会になり、生徒自身のキャリア形成の一助にもなったと思います。
本校は、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念「教育や科学、文化の振興を通じて、戦争の悲劇を二度と繰り返さない」を実現するために、平和や国際的な連携を実践するユネスコスクールへの登録を目指しております。現在は、文部科学省の国内審査を通過したキャンディデート校として位置づけられており、今後も小学校と連携し、東京女学館全体としてESD(持続可能な開発のための教育)を実践し続けていきます。ユネスコスクールは、一年間に2回以上国際デーを記念することが必須とされております。折しも、前日の5月16日は「光の国際デー」であり、太陽光・ソーラーパネルと大いに関わっていることを、校長からも委員に呼びかけを行いました。
ソーラーパネルに関することについて、今後はソーラーパネル委員の生徒の目線から本校WebやInstagramにてお伝えしてまいります。東京ガス・ヒナタオソーラー様においても、生徒と協働してソーラーパネルを設置することは初めての試みとのことで、お互いにどのような学びが生みだされるか、期待が高まります。