エストニア研修6日目:スマートシティと起業家精神を学ぶ
この日の午前中は、エストニア・アントレプレナーシップ応用科学大学の訪問からスタートしました。
ボールを使った自己紹介で緊張をほぐした後、大学について紹介していただきました。同大学には英語で学べるコースも設けられており、アントレプレナーシップを学ぶために、世界各国から学生が集まっています。
続いて、ウレミステ・シティを案内していただきました。ウレミステ・シティは、いわゆる「スマートシティ」と呼ばれる街です。学校や病院、職場などが徒歩5分圏内に集約されているほか、省エネルギーの取り組みや、企業が新製品やサービスに関するデータを収集するための実証実験も行われています。
街の中には緑が多く、住民が健康で快適に暮らせるよう、さまざまな工夫が施されていました。人々の暮らしと最新技術を結びつける街づくりを通して、IT先進国エストニアの一端を感じることができました。
その後、e-EstoniaのRannar Parks氏によるプレゼンテーションを拝聴しました。人口約130万人の小国エストニアが、なぜ世界有数のIT先進国となったのかについて、具体的な事例を交えながら分かりやすく説明してくださいました。
中でも印象的だったのは、世代を超えた国民の意見をITによって集め、政治に反映させる、いわば「電子目安箱」のようなシステムです。生徒たちは大変驚いた様子で、質疑応答でも質問が途切れることはありませんでした。デジタル機器の利用に不慣れな高齢者への支援など、日本にとっても参考になる多くの取り組みについて学ぶことができました。
午後は、チョコレート専門店「Chocokoo」を訪問しました。創業者のKristel氏から、カカオ豆の選定からチョコレートの製造までを一貫して行う「Bean to Bar」の製法や、同店のチョコレートが賞を受賞するまでの歩みについてお話を伺いました。
その後、カカオ豆からチョコレートが完成するまでの工程について説明を受け、実際にトリュフチョコレート作りに挑戦しました。特に、溶かしたチョコレートを大理石の台の上に広げて温度を調整する「テンパリング」の工程では、生徒たちが楽しみながら実演する姿が見られました。
最後には、それぞれが好みのフレーバーを加えてオリジナルのチョコレートを完成させ、お土産として持ち帰りました。デジタル技術による街づくりから、起業家の挑戦とものづくりまで、エストニアのアントレプレナーシップを多角的に学んだ一日となりました。






















