1年生の図工の授業で浮世絵(大首絵)の複製を見ながら、
見よう見まねで描く『うきうき浮世絵』の授業。
新渡戸文化小学校の1年生図工の授業の定番となっています。
子どもたちは見たこともない江戸時代の歌舞伎の世界を想像しながら、
見よう見まねで浮世絵を描いていきます。
本物の浮世絵と比べると一見形は歪んでいるように見えるものもある1年生の作品。
驚かされるのはこの1年生が描いた浮世絵が、本物の浮世絵のもつ魅力的な特徴を、
翻訳するかのように的確に捉えている点です。
本物がもつ外連味溢れる特徴を、本物とは違うように描いていても
なぜだかグイっと捉えているように、大人が見ても感じるから不思議です。
豊かな表現や感性は、きっとこの大胆さ・歪み、
そして形の崩れの狭間からもやって来るものなのかもしれません。